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Canon LBP-A404E


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これは私が家で(メインで)使った3台目のプリンタです。


キヤノン製のレーザプリンタで、家庭でも使える大きさ・価格になった初期のものです。私が珍しく新品を買ったプリンタでもあります。

この頃がこのクラスのプリンタとしての一つの転換点だったのではないかと考えています。それまでの連続紙に固定サイズフォント(せいぜい「倍角」にできるくらい)からカット紙を給紙してスケーラブルなフォントに変わりました。これはコンピュータをわかっている人がコンピュータに合わせて使う時代から、普通の人が世間の慣習にあわせて使う時代への変化なのでしょう。

私がこれを選んだのも漢字を自由なサイズでプリントできるから。ちょうどLaTeXを使い始めて、用途に応じてフォントサイズを選択する(書籍などでは当たり前の)世界を知った頃です。英字は自由なサイズが使えるのに漢字は特定のサイズしか使えなくて不便に感じていたところ、どんなサイズでも使えるプリンタが手の届く価格で変えるということで飛びついたのです。


これは給紙トレイを開いたところです。残念ながらカセットや抽斗タイプの給紙トレイはありません。


1cm以上のかなり分厚い説明書がついていました。一般的な使用方法のほかにエミュレーションモードの制御コマンドの説明も含まれているあたりが最近のものと大きく異なる点でしょう。

現代のWindowsの世界では各アプリケーションなどがプリンタの制御コマンドを知る必要はありませんが、90年ごろはまだMS-DOSが使われている頃で、OSはプリンタに関して何もしてくれませんでした。せいぜいアプリケーションから送られてくるバイト列をそのままポートに出力してくれるくらいです。使用するプリンタに合わせたコマンド列を生成するのはアプリケーションの仕事だったのです。

プリンタメーカとしては扱いやすいコマンドを実装し、その仕様を(少なくとも有償では)公開しないと対応アプリケーションが増えません。また非対応のアプリケーションからでも(最適ではないにしろ)プリント可能なよう、標準的なプリンタ(日本ではNEC製のPC-PR201とか)のエミュレーションモードが実装されているのが普通でした。

ユーザはプリンタ購入に際しては使用予定のアプリケーションが対応しているか確認が必要でした。また将来にわたっても対応し続けてもらえるかという不安を抱えることになります。結果、少々高くても売れ筋を買うという人が多かったのです。

本来のネイティブモードの制御コマンドについても別売りの説明書がありまして、これも買った記憶があります。


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