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MC68kボードの資料発見 (3枚目)


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MC68kボードの資料も今回発見したのはこの3枚目で最後です。

3枚目
2枚目から少し時間が経っていて、第4期工事の頃に書いたものです。

左は基板間を通すべき信号の確認でしょうか?

右上はPC-8001mk2 拡張ボードと接続するケーブルのピン配置図、現物と照らし合わせたところコネクタの「BOTTOM VIEW」でした。「キバン」「ケーブル」と書いてあるのは向きです。

ピン 信号 備考 ピン 信号 備考
1 GND 2 GND
3 CB2 相手側は8255のPC4 4 CA2 相手側は8255のPC2
5 CB1 相手側は8255のPC5 6 CA1 相手側は8255のPC1
7 PB7 8 PA7
9 PB6 10 PA6
11 PB5 12 PA5
13 GND 実際はN.C 14 GND 実際はN.C
15 PB4 16 PA4
17 PB3 18 PA3
19 PB2 20 PA2
21 PB1 22 PA1
23 PB0 24 PA0
25 GND 26 GND

中央のGNDはピンが2本余ったので念のため用意したけれども、N.Cで問題が無かったのでそのままにしたのでしょう。

右下の「A1~A18 RAMSEL10....」は基板間の50ピンコネクタ配置です。
それにしてもよくこんな読みにくいメモで製作したものです。

ピン 信号 備考 ピン 信号 備考
1 GND 2 GND
3 +5V 4 +5V
5 D0 6 A1
7 D1 8 A2
9 D2 10 A3
11 D3 12 A4
13 D4 14 A5
15 D5 16 A6
17 D6 18 A7
19 D7 20 A8
21 D8 22 A9
23 D9 24 A10
25 D10 26 A11
27 D11 28 A12
29 D12 30 A13
31 D13 32 A14
33 D14 34 A15
35 D15 36 A16
37 CLK16 38 A17
39 E 40 A18
41 RESET 42 RAMSEL10 000000~00FFFF
43 UDS 44 RAMSEL1 080000~0FFFFF
45 LDS 46 RAMSEL0 000000~07FFFF
47 OE R/Wの反転 48 SEL6821
49 WE R/Wそのまま 50 DTACK

メモリのアドレスデコーダはちょっと変なことになっています。まず1枚目(MPUの載った)基板で512kBの空間を8つデコードします。000000~07FFFFはリセット時にROMの見えるエリアで、元々は1枚目基板の64kBのRAMに用いられていました。最初の資料でRAMとされていた信号で、上表のRAMSEL0です。
300000~37FFFFはROMに、380000~3FFFFFはACIAに割り当てています。

2枚目基板に64kB増設した時に2枚目基板に追加したデコーダで64kBを8つに分割し、000000~00FFFFの信号は1枚目に戻されて最初からのRAMに、010000~01FFFFは増設したRAMに使いました。RAMを連続した空間に配置するためです。

第5期工事で512kBのRAMを積んだ時にRAMSEL0を追加したRAMに転用し、新たに080000~0FFFFFをデコードした信号をRAMSEL1として追加しました。SRAMはこれを8分割して使っています。080000~08FFFFは1枚目基板のSRAMなのでRAMSEL10信号として戻しています。RAMSEL00からRAMSEL10に書き直した跡があるのはこの変遷のためです。

こういう事情なのでたとえRAMが64kBで十分でPIOも不要でも1枚目基板のみでは動作しなくなってしまっています。

6850, 6821のデコードもちょっと変です。上表のSEL6821は名称とは裏腹に6850, 6821共通のセレクト信号です。両者が複数のCS, CSピンを持っているのを利用してA12がLなら6850、Hなら6821が選択される仕掛けです。

成り行きで増設を繰り返したので美しくないですね。


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