マイコン

マイクロプロセッサ・マイクロコントローラ等です。

UA6527P

2025-02-15 18:24 — asano

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またちょっと変わったデバイスを調達してみました。


UMCのUA6527P、デートコードが1810だから2018年製…… いや、まさか、2018年まで作ってるとは思えないからリマーク品ですね。

このUA6527というのはRP2A03の互換品、つまりはファミコン互換機のためのプロセッサです。

RP2C02 PPUの互換品UA6528というのも存在します。

既にRP2A03は持っていますが、買おうと思った理由は2つあります。

一つはRP2A03を1つしか持っていないので予備が欲しかったこと。

80386DX と 80387DX

2025-02-12 23:24 — asano

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今回のものは一世を風靡したプロセッサです。


Intelの80386DXです。80386には16ビットバスの80386SXと、32ビットバスの80386DXがあり、これは後者です。

これの前の80286は高速な8086として使われることがよくありました。

拡張された16Mバイトのメモリ空間を活用するためにはプロテクトモードを使用(専用のOSも必要)しなくてはならず、このモードではMS-DOS用の過去のソフトウェアを実行することができません。モードは自由に行き来は出来ないので、過去のソフトウェア資産を捨て去ることができない(多くの)人はせっかくのプロテクトモードを活用できませんでした。

AMD Am29030

2024-12-25 23:15 — asano

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AMD Am29000でAm29030買い直した方がいいかもと書きましたが、結局買っちゃいました。


25MHz版のAm29030-25GCです。

金色のフタ付きパッケージでこちらの方が豪華に見えますね。

前回写真は出しませんでしたがAm29000の方は裏(ピン側)にフタが付いていました。

周囲にある金の帯は何でしょう? このような位置にキャパシタの載ったものはたまに見かけますが。

INMOS IMST805

2024-12-22 23:39 — asano

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さらにこんなのも買ってしまいました。


INMOS IMST805といってもピンとこないかもしれませんが、Transputerといえば「あぁ昔そんなのあったな」と思う人も多いかもしれません。プロセッサ間を簡単に接続する"Link"という機能があり、多数を並べてマルチプロセッサ構成を容易に作ることができました。

そのマルチプロセッサを活用するために"Occam"と呼ばれる平行プログラミング言語が作られ、TransputerとOccamはペアとして扱われることが多かったようです。

ですが、私はプロセッサの生のアーキテクチャを体験することを目的としているのでアセンブリ言語でゴリゴリ書くつもりです。

ということでその特徴を見ていきます。

Mostek MK38P75

2024-12-18 23:15 — asano

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今年はLED Flasherくらいしか作っていない(アレを作った内に数えるのも……)のにまたいろいろ買ってしまい……

積みプロセッサ絶賛増加中です。


ということでこれ、Mostek社製のMK38P75/02Hです。

このMK3870ファミリは、F3850が単独では動作しない(専用のメモリF3851などかF3852/F3853といったメモリI/Fが必要)のをワンチップ化したものです。

大きく分けると以下の3種類があります。

MIPS R3071

2024-11-24 20:10 — asano

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3つ目もまた32ビットRISCマイクロプロセッサです。


これはIDTの79R3071、いわゆるMIPSプロセッサです。1996年30週の製造かな。

MIPSプロセッサは以前MIPS R4700を取り上げたことがありました。なのになぜこれを買ったのかというとR4700は64ビットバスでありとても手に負えないからです。このR3071なら32ビット(マルチプレクスバスですが)なのでまだ現実的ですし、バイトイネーブルもあります。

MC68020のように下位アドレスとサイズからバイトイネーブルを作るのは意外と面倒で何らかのPLDの使用が避けられません。

i960やAm29000とは違いMIPSは仕事で何度も使ったことがあります。とはいえC言語で書いていただけなのでアセンブリレベルの話は初めてです。

AMD Am29000

2024-11-22 10:07 — asano

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先日の80960SAと一緒にいくつか他のものも買っています。今回はその一つです。


AMDのAm29000-25GC、専用の保護ケースに入った状態で送られてきました。

Am29000ファミリもi960ファミリと同様に1980年後半から1990年代中頃まで製造されていた32ビットのRISCマイクロプロセッサです。汎用コンピュータとして成功せず、組み込みメインだった点も似ていますね。

これも初めて絡むのでアーキテクチャの特徴を見てみます。

Intel 80960SA

2024-11-20 17:59 — asano

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また変わったCPUを買ってしまいました。動かせそうもない代物ではありませんが、膨大な積みプロセッサが溜まっている中いつになったら着手できるものやら。


これはIntelのi960ファミリ、N80960SA16です。

i960ファミリはIntelが1980年代後半から1990年代中頃まで生産していた32ビットのRISCマイクロプロセッサです。

組み込み用途のあまり知名度のないプロセッサですが、このファミリの一員i960RDはPCに使われたこともあります。ATXに移行する直前ごろ、PCI×7+ISA×3といった巨大なATマザーボードがありI/Oプロセッサとして搭載されていました。これはI2O(Intelligent I/O)と呼ばれていました。

これまで触ったことのないアーキテクチャなのでデータシートから特徴を拾ってみます。

半透明なICパッケージ

2024-11-06 16:31 — asano

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Twitter(現X)で旧ソ連の変わったICパッケージを見かけ、そういえば似たの持ってたなと探したらこんなものが出てきました。


このロゴはいつものサイトにも見当たらないので不明ですが……

このКР1816ВЕ35はIntel 8035のクローンのようです。製造は1988年1月かな。

8035自体は以前MCS-48 2種でNEC製のを取り上げていますし大量に使われた一般的なものですが、面白いのはそのパッケージというか色(材質)です。

プラスチックパッケージの色といえばほぼ黒、それ以外は無いといってもいいほどなのですが、これは茶色でしかもうっすら透けています。

TMP68HC11A1T

2024-09-28 17:39 — asano

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前に書いたMC68HC11の予備として買ったんだったかな。


東芝のTMP68HC11A1Tです。

ところで東芝のマイコンというと何を連想しますか?

某氏が愛用していた4ビットのTLCS-47、以前試したこともある8ビットのTLCS-90、珍しい12ビットのTLCS-12、などの独自アーキテクチャがいろいろありました。

セカンドソースとしてはZ80ファミリがもっとも有名でしょう。MC68000ファミリも種類は多くありませんが作っていました。TRONチップも作っていたはずです。

そんな中でMC6800ファミリって印象はないんですよね。

そもそも国産のMC6800ファミリって日立がメインで富士通もそこそこ作っていたという感じで、東芝の名前は出てきません。いつ頃どんな経緯で作り始めたのだろう?