2017-12-12 22:58 — asano
今回の旅の最後はここです。
沼津市明治資料館、市の施設にしては凝った建物ですね。
名称に「明治」と付いていますが、戦国時代頃以降の沼津の歴史に関する博物館です。中でも沼津兵学校とその運営に尽力した名士江原素六をメインとしていることからこの名前なのだと思われます。
今回ここに行くことにしたのは、ある古い電子機器が展示されていると聞いたからです。
それが旧日本海軍の「仮称三式一号・電波探信儀三型」、現在のレーダーです。航空機を探知するためのもので陸上及び艦船に搭載されました。
許可を得て写真も撮影したのですが、公開できるか未確認なので申し訳ありませんが写真はなしです。
空中線(アンテナ)・送信機・送信機用電源・受信機・受信機用電源・指示器(ブラウン管による表示装置)により構成されますが、指示器は残っていないそうです。波長は2m、出力は10kWでした。
アンテナへの給電は同軸ケーブルでも導波管でもありません。2本の銅線の間に一定間隔で碍子があって間隔を保っており、現在の平行フィーダー線のようなものだったのでしょう。
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