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懐かしいトランジスタたち


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サーバはまだ直っていませんが、httpは使えるので懐かしいトランジスタを少し。

2SC373
今話題の「東芝」製のトランジスタ2SC373です。偶然見かけたので入手しました。

TO-92の下にお皿のついたこのパッケージ、懐かしいですね。「シルクハット型」と呼ぶ人もいます。
有名なのはこの2SC373ではなく一つ若番の2SC372ですが、日電の2SC945とともに子供のころの工作の定番でした。ちなみに372と373の違いはhFEのみのようです。それぐらいなら末尾のY, O, GRなどのランクわけで十分な気がします。

後期のものではお皿がなくなったらしいのですが、実物を見た記憶はありません。

2SD261
これはNECの2SD261、何に使ったのか憶えていませんがパーツボックスの中に1つだけ残っていました。

これもTO-92をアルミで巻いたような独特な形状です。データシートでPc (許容コレクタ損失)を調べると2SC945の倍程度なのでパワートランジスタというわけでもなさそう。

上の写真のように下から見るとアルミフィンとモールドの間に隙間があります。

2SD261 上から
一方、上から見ると樹脂を流し込んだように見えます。

2018年7月3日 追記:
2SD261のデータシートは発見できていません。USHAなどの海外製の互換品のものは見かけるのですが...
参考文献・関連図書: 
2SC372,2SC373データシート, Toshiba.

コメント

2SC373-Gは信頼性を向上させた通信工業仕様ですね。自分も昭和時代に安定化電源製作においてGタイプを藤商電子から購入しました。その安定化電源は30年以上経過した今も現役です。(使ってませんけど)

asano様

HAMLINと申します。初めてコメントを入れさせていただきます。
トランジスタの情報を探して彷徨するうちにこちらに辿り着きました。
貴所webページを楽しく読ませていただいております。
さて、おっしゃる通り2SD261のデータシートはweb上ではなかなか見つかりません。
某所で入手しましたので、拙宅webページにアップしております。
ご参考としてご覧いただければ幸いです。
http://hamlin.html.xdomain.jp/MUSEUM/semiconductor/2SD/2SD261_jp.pdf

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