マイコン

マイクロプロセッサ・マイクロコントローラ等です。

TMS9995ボード (ハードウェア編)

2020-04-18 23:11 — asano

テーマ

カテゴリー

何年も前に入手したままになっていたTMS9995、やはり動かしてナンボだと思うのでEMILY Boardで動かしてみることにしました。

TMS9995ボード
EMILY Board用のCPUボードはいつも似たようなものになります。

これ、自然とそうなるというだけではなく、敢えてそうしている面もあります。EEPROMとオシレータとかどのボードにもある部分はなるべく共通にして機械的に作業できるようにしています。このボードにはありませんがアドレスラッチなども同様です。

基板 表側
まずは表面から。

RP2A03を動かしてみた

2020-04-05 23:24 — asano

テーマ

カテゴリー

しばらく前に手に入れたRP2A03、ボード作って動かしてみました。

RP2A03ボード
このようにCPUを安直に動かすにはEMILY Boardが楽です。新規に作ったハードウェアはこのボード1枚、ソフトウェアもUniversal Monitorをそのまま使用しました。

基板の配線が終わったら電源ラインの確認後、発振器とCPUのみ搭載してクロックの確認を行ないます。M2(6502のφ2相当)にCLKを12分周したクロックが出てくればひとまずOKです。

ウクライナの8080

2020-03-25 23:01 — asano

テーマ

カテゴリー
2022-04-30:
本記事は「ロシアの8080」というタイトルで公開していましたが、ロゴを元に調べたところウクライナ製らしいということがわかり(リンク参照)、タイトルも含め訂正しました。

ちょっと面白いものをみつけて買ってしまったので書きたかったのですが、ちょっと調べるのに手こずっていてもうしばらくかかりそうです。それで今回はそのとき一緒に買ったウクライナの8080について書いてみます。

KP580BM80A(8080相当)
これが8080相当のものらしい(販売していたサイトによると)です。
上の「S」のようなロゴとかはよくわかりません。

西側のデバイスなら「9204」はデートコードで1992年製だろうとわかるのですが、これもそうなのでしょうか。1992年ならソ連崩壊後でロシア製ウクライナ製ということになります。

Ricoh RP2A03

2020-02-18 23:02 — asano

テーマ

カテゴリー

6502をベースにしたマイコンのうちで通常のDIPのRP2A03が手に入りました。

RP2A03E
RicohのRP2A03Eで、非常に有名なある製品向けのカスタム品です。

汎用デバイスではないのでデータシートの入手は絶望的ですが、ネット上には情報があるようなので何とか動かせるのではないかなと挑戦してみることにしました。

Universal Monitor 6502のCPU判別法に追加してみたいという理由もあります。

社名もロゴも無いあっさりしたマーキングですが、一般に販売するものではないため必要ないという判断なのかもしれません。

W65C02続報

2020-01-29 22:51 — asano

テーマ

カテゴリー

動かないまま保留しているWDCのW65C02ですが、先日efialtes_htnさんよりVihを満たせていないのではないかとのコメントを頂き、入力ピンの電圧を確認してみました。

  • BE, RDY, SOB
    これらはVihとしてVDD×0.7 = 3.5V以上を要求しますが、10kΩでVDDにプルアップされており問題ないと考えられます。

    実測でもそれぞれ4.98V, 5.00V, 4.98Vと問題ありませんでした。

NCR65C02A

2020-01-23 22:52 — asano

テーマ

カテゴリー

CPU判別法(6502編)のもう一つの未入手品、NCR65C02が到着しました。

NCR65C02A
NCR65C02A、1986年製のようです。「A」付きということは2MHz版ですかね。

CMOS化に伴って命令が拡張されているものの、Rockwellの追加命令は含まれていないというものです。普通に使うならわざわざこれを選ぶ必要はありませんが、CPU判別ルーチンの確認用ということで敢えて入手してみたものです。

ちなみにこの「NCR」というメーカ、後にPCIバス用のSCSIコントローラで有名になりました。

MUTIF09

2020-01-20 23:25 — asano

テーマ

Universal Monitorを移植しようと組み立てたMUTIF09、他の石も載せてからと思っていましたが時間かかりそうなのでとりあえず現状です。

MUTIF09
MUTIF09はKasumi YOSHINO(JA1UMI)氏のシングルボードコンピュータボードで、資料はBOOTH・プリント基板はオレンジピコショップにて入手可能です。Universal Monitor移植に最低限必要なもの(と手持ちがあって迷いのないものの一部)を搭載しています。

基板 表面
それでは基板上の部品を見ていきます。

WDC W65C02

2020-01-13 23:03 — asano

テーマ

カテゴリー

CPU判別法(6502編)の最後に書いたW65C02が到着しました。

WDC W65C02
上が偽物の疑いのあるW65C02S8P-10、10MHz品です。

下はMouserで購入したW65C02S6TPG-14、14MHz品です。MouserはWDCの正規代理店なのでこちらは本物と見て間違いないでしょう。

ことの発端は6502の判別をテストしていた時です。

SY6502A, UM6502, UM6502A, RP65C02Gと取り替えて試していて特に問題は無かったのですが、W65C02S8P-10に変えたとたんモニタすら起動しなくなってしまいました。オープニングメッセージすら表示しないので判別ルーチンに引っかかっているわけではありません。