NEC D3841 HDD

2017-02-08 16:15 — asano

テーマ

カテゴリー

これは昨日のPC-PR3000PSモジュールに入っていたものです。

D3841
3.5インチのドライブですが厚みはかなりあります。インターフェイスはSCSIで、容量は40MB(GBではありません、念の為)あります。
古いだけあって造りはしっかりしていますね。取り付け用のネジ穴もボディに直接ではなく板金を介して振動・衝撃をやわらげる構造になっています。左手前のところにはアース用の端子も付いています。

コネクタも今とは異なった向きに出ていますね。

D3841 コネクタ付近
SCSIのコネクタにはロック付が使われています。幅が足りなくなって電源コネクタが脇に追いやられてしまっていますね。

D3841 上面
上面にはドライブ自体のラベルの他、Adobeのラベルも貼られています。
PostScriptのプログラムとフォントはROMだけでなくこのHDDにも入っているからでしょうか。

D3841 下面
下面の基板はギッシリです。

左端のSLA6010はステッピングモータドライバかと思ったらダーリントントランジスタアレイなんですね。
すぐ右下のTQ2-12Vはリレーです、「12V」はコイルの定格電圧が12Vであることを表しています。こんなメカニカルリレーを何に使っているんでしょう?
右に2つあるデコボコの板状のもの、ZUZ0702 HDK-UとZUD0501 HDK-SはハイブリッドICというものです。通常のIC(モノリシックIC)がシリコン等の板に回路を作りこんであるのに対し、プリント基板(セラミック等)の上に部品を並べて回路を作ったもので、多くはこのように樹脂で固められています。昔はアナログ系や電力系でよく見ましたが、最近ではあまり見かけません。

基板左上のSSI 32P541はRead Data Processorだそうで、ヘッドからの読出しデータの処理用ででしょうか? その右下、SSI 32D5321はData Synchronizer、FDDのデータセパレータに相当するようなのですが詳しくはわかりません。次のμPD65031GF258はゲートアレイです。
その下のPM7528はD/Aコンバータみたいですね。
右にはAIC-610LとAIC-500L、AdaptecということはSCSIかな。下のμPD43256AGU-12Lは32k×8bit SRAMでした。上のμPD78C10Gは8ビットのワンチップマイコンですね。

右上と下のR220/330はターミネータの集合抵抗ですがソケットではなくスイッチでOn/Offするようになっています。無くさないという点では優れていますが、多数のスイッチを切り替えなくてはいけません。アクティブタイプになると1つのスイッチで一括切り替えできるようになるんですけどね。

D3841 上側面
ラベルが側面に続いていたのでこの向きの写真も入れておきます。
5V 1Aはともかく12V 2.5Aはかなりの大食いです。

取り付けネジ穴の部分がよく見えます。板金と本体の間のネジのところにゴムのようなものが挟んであるようです。

NECは今はもうHDDは製造していませんが、昔はいろいろとありました。このD3841以外にも憶えているだけでこれだけ使っていました。

型番 I/F 容量(MB)
D3142 ST-506 40 PC-9801用のHDDの増設用として使っていました
D3872 SCSI 300
D5862 SCSI 300 5.25インチフルハイトの巨大なドライブ
参考文献・関連図書
SLA6010データシート, Sanken Electric.
TQリレー データシート, パナソニック.
SSI32P541Bデータシート, Silicon Systems.
PM-7528データシート, Precision Monolithics.
AIC-610カタログ, Adaptec.
AIC-500データシート, Adaptec.
uPD43256データシート, NEC Electronics.

何気なく思い出したD3841の型番を検索してたどり着きました。
当時のPC-9801VX2で、HDDをジャンク屋で見つけてきたDS500BボードとST-506 IFの20や40MBのドライブを2台つないでROM BIOSの標準的な'固定ディスク'としてしようしていましたが、ジャンク屋で見つけた容量は小さいが格安なHDDドライブを何台も増設したくなって、IDを変えた(パターンカット・ジャンパやバージョンによってはスイッチかショーとピンだったような)DS500B互換ボードで接続して、自前のDOS用デバイスドライバで直接SASIバスをSCSIライクにコントロールして(当時のSASI I/Fは単にバッファの出力が出ているだけで手順はすべてソフトウェアで実現していた)複数のコントローラを接続していました。その中に、ジャンク屋で格安に手に入れたD3841があったので、これ用のデバイスドライバD3841.sysを作成して使っていました。同じシリーズのST-506品は、MFMであったが、これは2.7RLLだったかな?でデータ転送レートが多少早かったのを覚えています。その個体は数年前迄動作状態であったのですが、久々に電源入れたらDS500Bの方がダメな様でDOSが立ち上がりませんでした。
昔を思い出させていただきました。今もそうですが、ページプリンタはパソコンか下手をすればワークステーションクラスのコンピュータを内蔵しているようです。そういえば手持ちの使わなくなったLaserShot A304G2も一度開けてみるかな?こちらは、HDDは無いと思います(そんな音を聞いたことが無い)。
現在動作が不安定な4TBのHDDをddrescueでクローニング中だったので暇に任せて長文書かせていただきました。

コメントを追加

Plain text

  • HTMLタグは利用できません。
  • ウェブページのアドレスとメールアドレスは自動的にリンクに変換されます。
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
※ コメントは原則公開です。個別のご相談などは「ご意見・ご要望」からお願いします。