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BusLogic BT-445S SCSIボード


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今回は古いSCSIボード、BusLogicのBT-445Sです。


ずいぶんと長いボードですね。対応バスはVLバスです。

このバスはVL (VESA Local)の名前の通りVESA (Video Electronics Standards Association)が策定したもの、基本はビデオボード用のものですが、このようなビデオ以外のボードも少数ながら存在していました。
マザーボード側もビデオ以外での利用を想定しているのか2スロット持つボードが結構ありました。


ブラケットのコネクタはPCS-XEですね。
右側の黄色い円盤は正特性サーミスタと呼ばれる保護素子です。TERMPWRの保護用でしょう。過電流が流れると発熱して抵抗値が上がって電流を遮断する仕組みです。ヒューズと違い電流を切ってしばらくすると冷めてきて再導通するので交換の必要がありません。


これは基板の表面です。

右側ブラケットのコネクタの横にあるICソケットのようなものはターミネータを外したところですね。
ボードの上側には右から、内蔵デバイス用のSCSIコネクタ、フロッピーのコネクタ、設定用のスイッチ、アクセスランプが並んでします。SCSIやIDEなどのHDDのI/FボードにはFDDのI/Fも付いていることが多かったですね。アクセスランプのLED横にはフロントパネルのLED用のコネクタもあります。

「BusLogic」ラベルの貼られたのが2つありますがROMです。
左上のROMの右下にはIntelのN80188-10がいますね。8088にペリフェラルを集積したものですが、8088といえば初代PCのメインCPU、そんなものが制御用に載っているんですね。80188の左のMS6264L-10FCはRAMですから、このROMは80188のファームウェアでしょう。
ということは右下のROMがBIOS ROMですね。
FLOPPYとSCSIのコネクタ下のDP8473VはFDC (Floppy Disk Controller)です。


裏面に部品はありません。


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