PCI

21143を使ったネットワークボード

2018-04-14 21:38 — asano

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PC系のものは久しぶりになりますが、ネットワークボードが見つかりました。

表側
PCIバスの100BASE-TX対応のネットワークボードです。

大きなQFPの21143-PDがコントローラ、Intelのマークが入っていますが元はDECが開発したものです。

DEC(Digital Equipment Corporation)はPDP-8, PDP-11といったミニコンやVAXを作った会社です。今でも端末エミュレータの設定に登場する「VT100」もDEC製のターミナルですし、AlphaマイクロプロセッサもDECが開発したものです。
20年程前にはDEC HiNote UltraというノートPCもありましたね。小型軽量でしたがとても高価なもので、当時上司が使っていましたが我々には買ってもらえませんでした。

100BASE-TXの初期の頃はよく見かけたデバイスでした。

Tekram DC-390F

2018-02-03 18:44 — asano

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またもSCSIボード、TekramのDC-390Fです。DC-390, DC-390Uもあるはずなので揃ってからと思っていたのですが、なかなか出てこないので今回はこのDC-390Fのみです。

DC-390F 表側
Ultra Wide対応で、ホストインターフェイスはPCIです。

コネクタは外付けドライブ用のCN1と内蔵16ビット用のCN2・内蔵8ビット用のCN3と3つありますが、同時に使用できるのは2つまでです。でないとこのボードのところでバスが分岐になってしまいますから。

中央のホログラムシールが貼ってあるのがSymbios製のコントローラ、剥がして確認はしていませんがおそらく53C875と思われます。

左に3つ並んでいるUCC5614DPは9ラインのターミネータです。SCSIの信号は制御用に9本、データはパリティ含めて9または18本なので、2つまたは3つでちょうどになります。

Bt848搭載のボード

2018-01-08 18:55 — asano

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Bt848を搭載したビデオ入力のボードを発見です。

表側
ICはBt848KPFのみです。PCIバスにも直結ですし、ビデオ入力も75Ωの終端と0.1μFのみで直結できるのでシンプルな構成ですね。

2つの水晶は右が28.6364MHz(3.579545MHz×8)でNTSC用のもの、左の35.46895MHzはPAL用のもののようです。まぁ日本でPAL入力が必要なことはあまり無いと思いますが。

右端(カードエッジの切り欠きの上)に書かれている「LR38」がこのボードの型番でしょうか。

この手のビデオ入力ボードの多くはWindowsでしか使えないものが多かった中、このBt848系は早い時期からLinux等のドライバが書かれていました。それで念のために確保したもののように思います。

ASUS PVI-486SP3

2017-04-15 23:05 — asano

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またまた古いマザーボードが出てきました。

PVI-486SP3
ASUS製のPVI-486SP3です。

Socket 3(486シリーズ)用としてはPCIの載った後期のボードです。スロットはPCI×3, VL×1, ISA(16bit)×3となっており、VL⇒PCIの移行にちょうど良い構成でした。ボード自体はまだATです。
SIMMスロットが2つしかないのが個人的には不満でしたが、それ以外は使いやすかったと思います。

ボード左端中央のUM8669FはFDCでしょうか。
その下の「BESTKEY」と大書されているのはPS/2キーボード(とマウス)のコントローラでしょうか。大元はIntelの8041(8042だったかも、違いはメモリ容量)というワンチップマイコンにソフトを書き込んだものでした。これは40ピンDIPでした。その後各社からこのような専用IC(中身は依然マイコンかもしれませんが)が発売されましたが、何故かかなり後になるまで40ピンDIPのままチップセットに統合されずに来ました。

TYAN S1562 マザーボード

2017-02-21 23:26 — asano

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昨日に引き続きPCマザーボードです。PCI,Pentiumとちょっと新しくなります。

S1562
TYANのS1562というマザーボード、昨日よりだいぶ新しくなりますがまだAT規格です。

PCI×4 + ISA×5 (1つは共通なので合計8)とスロットが多く、SIMMスロットも8つと私好みの仕様です。そしてCPUもデュアルです。Pentium IIくらいからは一般的になりましたが、Pentiumではあまり多くはなかったと思います。今ではマルチコアが普及して(サーバとかでない)PCでマルチCPUにはあまりしませんが、昔はSMP (Symmetric Multiprocessing)といえばこのようにCPUを複数積んだものです。

Soyo SY-6BB Motherboard

2016-10-15 20:56 — asano

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これは先日のPentium IIが挿入された状態で発見されました。


SoyoのSY-6BBです。拡張スロットがAGP×1, PCI×3, ISA×3(ただしPCI×1とISA×1は排他使用)、DIMMスロットも3つと、「良いマザーボードとはスロットの多いマザーボードである」と考えていた(いる)私にはそこそこ魅力的なものでした。


古いMBではバックアップ電池が液漏れしてしまっていることが多いですが、これはボタン型リチウム電池を使用しており大丈夫でした。
BIOS ROMはラベルが貼られていませんが左下のMX28F1000で、Flash ROMです。

Matrox G450 2種

2016-10-08 18:33 — asano

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MatroxのG450ビデオボードを2種類紹介しましょう。


以前紹介したPCI Matrox Millenniumではヒートシンクも無かったのですが、これにはヒートシンクが付いています。律儀にGNDに接続してありますね。

VRAMはSamsungのK4D62323HA-0C60、512k×32bit×4bankのDDR SDRAMです。これ一つで8MBですから、全部で16MBということになります。


「G45 + MDHP16DB」が型番でしょうか、「16」がVRAM容量を表しているようです。

GV-MVP/RX3

2016-10-05 17:35 — asano

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今日もPC系のパーツ、IO DATAのGV-MVP/RX3です。


このGV-MVP/RX3は私の持っているPCパーツの中ではそう古いものではないのですが、今回取り上げたのは技術的にではなく社会的に遺物とされてしまったものだからです。

これはアナログ地上波のチューナボードなので、放送が終了してしまった今は使いようが無いモノとなってしまいました。外部入力のキャプチャ用に使うことはできますけど。

ASUS P/I-P65UP5

2016-09-08 23:24 — asano

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PCのマザーボードですが、ちょっと珍しいものが出てきました。


これがそのマザーボード、P/I-P65UP5です。
当然あるはずのあるものが見当たりません。何だかわかりますか?

電源コネクタ?
これは古いAT規格のボードなので現在のATX電源とは形状が異なりますが、ちゃんと電源コネクタはあります。

リアパネルのコネクタ?
ATではマザーボードに載っていてリアパネルに出すコネクタはキーボードのDIN 5ピンのコネクタだけです。
写真左上の黒いのがそうです。

正解は...

CPUソケットが無いんです。直接実装済みというわけでもありません。