PCI
Trio64 ビデオボード
ELSA EX-VISION 400TV
ELSAのEX-VISION 400TV、またまたTVチューナボードです。撮影したのはしばらく前ですが他に紛れて埋もれていました。
TVチューナボードはこれまでに何枚も取り上げてきましたがどれも構成は似たようなものですね。
左上のチューナモジュール、アンテナコネクタの近くに配置する必要から配置はおのずと決まってきます。
右下のSAA7130HL PCI video broadcast decoderがメインのチップ、というか名称からほとんどの機能をまかなっているはずです。データシートによると外部にI2C EEPROMが必要のようで、右上のコネクタの下の8ピンがそれと思われます。
右上のコネクタはサウンドボードへのオーディオケーブルです。SAA7130HLにはオーディオの入力が2系統・出力が1系統あるのでその出力でしょう。
Cobra AW850 サウンドボード
これ写真撮ったまま忘れていました。つまり現物はまた埋もれてしまっています。
あまり使った記憶がないサウンドボード、Cobra AW850です。
昔のSound Blaster 16の頃は汎用チップが使われていて基板上が賑やかでしたが、これはワンチップ構成なのでメインのチップ以外はC, R類ばかりとなっています。
そのメインチップがCMI8738/PCI-6ch-LX、型番からわかるとおり5.1CH対応です。データシートによるとフル機能のCMI8738/PCI-6CH・モデム機能を省略したCMI8738/PCI-6CH-MX・S/PDIFも省略したCMI8738/PCI-6CH-LXがありますが、残念ながらこれは最後のLXですね。
ただ基板上には「MODEM OUT」とか「OPTICAL SPDIF-I/O」などのシルクがあるので上位機種も同じ基板で存在したようです。
Diamond Stealth 64 VIDEO VRAM PCI
これはまだ取り上げたこと無いと思うので...
PCIバスのビデオボード、Diamond MultimediaのStealth 64 VIDEO VRAM PCIです。
当時のハイエンドのボードだったと思います。
左上の青いのが目立ちますがこれはコントローラではありません。37RGB526CF22が型番と思われ、「PALETTE DAC」とあるようにパレットレジスタとD/Aコンバータを一体にしたもので「RAMDAC」とも呼ばれます。CRTの時代は画質を左右する重要なデバイスとしてこだわる人も多かったですね。
FNW-9800-T と FNW-9802-T
よく似たネットワークボードが2枚まとめて出てきました。
まずは1枚目、FNW-9800-Tです。幸いマニュアルはまだ公開されており、日付から1999年の発売と思われます。
コントローラはADMtekのAL981というもの、残念ながらこれのデータシートは見つかりませんでした。
左のHSIP-005は絶縁のパルストランスですね。右端にはブートROM用と思われる32ピンソケットがあります。他にはMACアドレスなどのEEPROM 93LC46も見えますね。
典型的なPCIのネットワークボードです。
ブラケット部は8P8Cのコネクタ以外にLEDが三つ。
ABP-930/40UA
私はいったい何枚のSCSIボードを買ったのだろうか? また1枚出てきました...
AdvanSysのABP-930/40UAあるいはABP-960/70UA、両方の型番が書かれているのでどちらなのか不明です。
どちらもPCIバスのUltra SCSIのボードです。960の方はMacintosh対応らしいという話もありますが、だとすると違いはROMの中身だけかもしれません。
基板の部品を見ていきましょう。
AdvanSysロゴがついているASC3050Bがコントローラ、資料の入手は難しいと思われます。
GV-MVP/RX2W
これはFA404Mカードリーダ付きFDDとともに出てきたボードです。
PCIバス用のTVチューナボード、以前取り上げたGV-MVP/RX3の一世代前ですがダブルチューナです。
基板面積が足りなかったのか2階建てになっています。
裏面は受動部品が大半ですね。
PCI-SC200 SCSIボード
Ultra Wide SCSI対応のDC-390Fを前に紹介しましたが、これは同じ系列のコントローラ搭載のボードでFast SCSI対応のものです。
PCI-SC200、マザーボードやEee PCなんかで有名なASUSTeKの製品です。
Adaptecのものに比べてはるかに安価だったので何枚も持っていました。ただUltra SCSI対応版が出なかった(少なくとも入手できなかった)ので私は後にはTekramのSC-390シリーズに移行してしまいました。
右下のQFP、NCR53C810がコントローラです。その左にはPCIのボードには珍しいジャンパピンがありますね。INTA~INTDとあるので割り込みです。普通はこれを切り替える必要はなかったはずです。
左のブラケットのところに2ついるDS2107ASはSCSIのターミネータです。
Adaptec AHA-2940U
今回はP65-MDDA8X64とともに出てきたAHA-2940Uを取り上げます。
Adaptec製のAHA-2940U、PCIバス対応のSCSIボードで20MB/secのUltra SCSI対応のものです。
前にDC-390Fのところで書いたように私はPCI以降はAdaptecのボードは避けていたので、これは「捨てるならクレ」で貰ったものだと思われます。なので私自身はこれを使ったことは無いはずです。
ボード上のパーツを見ていきましょう。
中央の大きなQFPはコントローラ、ラベルは剥がしていないので型番は不明です。ラベルの右下から「ec」が見えていますが、「Adaptec」の末尾と思います。