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EMILY BoardのEEPROM対応


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TLCS-90ボード, SC/MPボードにはEEPROM用のソケットを用意したと書きましたが、使えるようになりました。

また未搭載だった6502ボードにも追加しました。

このEEPROMはEMILY BoardのAVRマイコンに接続されていて、設定情報とターゲット用ソフトウェアを保存できます。これで毎回ソフトウェアをPCから転送しなくてすみます。

  • E(eprom)W(rite)
    メモリモード(EMILY Board +8 ソフトウェア編参照)・共有メモリの設定・自動ロード(後述)の設定情報をEEPROMに保存します。
    1. EW
    2. EW <n>

    1の形式では最後に使ったEEPROMに保存します。2の形式では<n>が0の時はAVRマイコンのEEPROMに、<n>が1の時はCPUボード上のEEPROMに保存します。

  • E(eprom)R(ead)
    メモリモード(EMILY Board +8 ソフトウェア編参照)・共有メモリの設定・自動ロード(後述)の設定情報をEEPROMから読み込みます。
    1. ER
    2. ER <n>

    1の形式では最後に使ったEEPROMから読み込みます。2の形式では<n>が0の時はAVRマイコンのEEPROMから、<n>が1の時はCPUボード上のEEPROMから読み込みます。

  • E(eprom)S(ave)
    メモリの内容をEEPROMに保存します。
    1. ES
    2. ES <saddr>,<eaddr>

    1の形式では最後のLコマンドで読み込んだ範囲のメモリをEEPROMに保存します。2の形式では<saddr>から<eaddr>までのメモリをEEPROMに保存します。EEPROMは常にCPUボード上のものが使われます。

  • E(eprom)L(oad)
    EEPROMからメモリに読み込みます。
    1. EL
    2. EL <offset>

    1の形式では保存時のアドレスに読み込みます。2の形式では保存時のアドレスに<offset>を加算したアドレスに読み込みます。

  • QA(uto load)
    メモリへの自動ロードの設定を行います。
    1. QA
    2. QA <n>

    1の形式では自動ロードの設定状態を表示します。2の形式では自動ロードを設定します。<n>が0の時は自動ロードを実行しません。1の時は起動時にELコマンドを自動的に実行します。2の時はELコマンドに続いてリセット状態を解除しターゲットCPUを走らせます。

    起動時にはCPUボード⇒AVRマイコンの順に設定情報の読み込みを試みます。どちらも読めないとデフォルトになるのでこれまでと同じ動作になります。

    続いて設定に応じて自動ロードを実行します。

    EMILY Boardを使うときはEMILY Board用のコンソールとターゲット用のコンソールが必要でしたが、これをうまく使えばターゲット用コンソールのみで使用可能です。EEPROMはターゲットCPUボード上なので複数のCPUボードをとっかえひっかえしながら使用する場合でも面倒がありません。


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