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74284と74285


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74シリーズの変り種(その2)で取り上げた乗算器の74284と74285、去年国内の某ショップにて見かけたので思わず1つずつ買ってしまいました。


これが積の上位4ビットを受け持つSN74284Nです。


こちらは下位4ビットを受け持つSN74285Nです。

世界TTL/IC規格互換表によると作っていたのはTexas InstrumentsとNational Semiconductorのみで、LSなどは作られずにノーマルのみだったようですね。

74284と74285の1セットは4bit×4bit→8bitの乗算器なので、実用的な16bit×16bit→32bitの乗算器を作ろうとするとこれを16セットと多数の加算器を必要とします。

1セットとアキュムレータで16回に分けて行なう手もありますが...

どうせ16回に分けるなら4bit×4bitの乗算器より、16bit×1bitの乗算器(これはANDゲート並べるだけ)を使った方がマシです。

やはり物量作戦でたくさん並べて使うべきものなのか。必要な加算器(とキャリルックアヘッド)はあまり考えたくない数になるんだけどなぁ。

参考文献・関連図書: 
『世界TTL/IC規格互換表』, 万世出版.

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