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VM39S5G-12.800


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これ以前から気になっていた発振器で、すぐに使うあてはありませんが試しに買ってみました。


VM39S5G、温度補償タイプの水晶発振器、水晶振動子の温度特性を温度センサとRC回路によって補正して周波数安定度を高めた水晶発振器です。

これは12.8MHzのものですが、トリマと外部電圧でわずかに変えられるようです。


上面左上の丸穴の中にそのトリマがあります。

右下のスリット内には端子がいくつか見えますが詳細は不明です。おそらくは製造時の調整に使っていたのではないかと思われます。


下面をみるとプリント基板になっています。昔のハイブリッドICみたいなものですね。

ピンはDIP14ピンタイプの発振器と同様ですが、ピン1は周波数変化用になっています。

実は一般的なCPUクロックなんかにも使う発振器と同じようなモノと思って気軽に買ったんですが、よく見ると出力がTTLやCMOSレベルではなく1Vp-pのクリップドサイン波になっているではないですか。

MC145157のOSCinなどならAC結合でそのまま入力できそうですが、一般的なロジックにつなぐのはちょっと面倒そうですね。

参考文献・関連図書: 
"TCXO" and "VCTCXO" データシート, Mercury Electronic Industrial.

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