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九州鉄道記念館


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最近あまり博物館などには行けてないです。ここも行ったのは2年半前、門司電気通信レトロ館と同じ日でした。

九州鉄道記念館
門司港駅から歩いてすぐの九州鉄道記念館、2003年開館です。右側は現役の車両基地で、鉄道博物館としてはよくある立地です。

SLが2両見えていますが、この奥にももう何両かが一列に展示されています。

C59 1
最初の写真で奥に見えていたのがこのC59型蒸気機関車です。ファーストナンバーをおさえていますね。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、よく手入れされていました。雑なところでは錆び防止とばかりにペンキを塗り重ねていたりしますが、ここのは磨くべきところはちゃんと磨かれていて油が塗られています。

触ると油がつきますよ、と警告もあったような気がします。

キハ07 41
こちらは戦前製のガソリンカー、後にディーゼルエンジンに載せかえられました。

戦争中に大阪で同型車が横転し燃料のガソリンに引火、200名近い死者を出す事故が発生しています。

これは車内も見学可能です。床は防腐剤を染み込ませた木製、バスでは比較的最近まで残っていましたね。
正面の形状も独特ですね。曲面ガラスが使えないので窓を分割しています。

他にも寝台電車(車内は通勤用に改造されている)や石炭車などの展示もあります。

ここから階段を上ると本館があり、車両以外の展示があります。電気関係をいくつか見ていきます。

運行情報提供端末
この「運行情報提供端末」は現行のもので、利用者向けではなく職員が見るためのものです。
展示もシステムに接続されていてリアルタイムの表示をしていました。

95~2000あたりのWindowsのように見えるので単なるPCだとは思いますが、個人的には表示だけでなく端末のハードウェアも見たかったところです。

携帯電話機
以前、電気の史料館でも取り上げた携帯電話機ですね。

鉄道の場合、線路に沿って通信線を引くだけ(もともと信号等の線も必要)なので設備の負担は少なかったでしょう。保線工事などのときに使用したと思われます。

初代九州鉄道本社社屋
本館は初代九州鉄道本社社屋を流用しており、この建物自体も登録有形文化財です。

参考文献・関連図書: 
佐々木冨泰・網谷りょういち(1993)『事故の鉄道史』日本経済評論社.

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