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マイクロプロセッサ・マイクロコントローラ等です。

HD1-6120ボード(ソフトウェア編)

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予告どおりソフトウェア編です。これまでの「ソフトウェア編」ではモニタ程度のものが動いていることが多かったと思いますが、今回はプログラムの実行ができているらしいとわかる程度です。

最も簡単なテストプログラムは実行開始番地で無限ループさせるものでしょう。

HD1-6120(IM6100も)は0FFFH番地から実行を始めますので、ここに0FFFH番地へのJMP命令を置きます。これを実行させておいてアドレスバスの状態を観察するとA0A11までがすべて"H"になっていて0FFFH番地を読み続けていることがわかります。

次に異なるアドレスでループさせてみます。

HD1-6120でダイレクトにJMPできる先は、同ページ(アドレスの上位5ビットが同じ)か0ページ(アドレスの上位5ビットがすべて0)だけです。それ以外へ飛びたいときは同ページか0ページにアドレスを書いておいて間接アドレッシングを使います。ここでは簡単に0ページで試してみます。

Zilog Z8594

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またちょっと変わったデバイスを入手してみました。

Z8594RS
ZilogのZ8594RSというものです。

以前取り上げたZ8613とそっくりな外観です。ピギーバックタイプですから何らかのマイコンであることは間違いないでしょう。

型番のZ8594からするとZ8000ファミリの一員、ノンマルチプレクスバスのペリフェラルの可能性が高そうです。

これは一体どういうこと?

ということでデータシートを探して確認したところ、UPC(Universal Peripheral Controller)というものでした。Z8マイコンのレジスタファイルの一部を外部からアクセス可能にしたもので、このレジスタファイルを介してメインプロセッサと通信しながらI/Oサブシステムを構成します。

C78010BD031

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安かったし同じ送料を払うならということで何かのついでに購入したまま忘れていました。

C78010BD031
EPSONのC78010BD031、どうやらNECのμPD7810らしいという未確認情報があったような記憶があります。

両者の写真を見比べると非常によく似ていることがわかります。

NECロゴがEPSONに変わっていることと、型番のフォーマットが異なっているくらいでしょうか。

以前、EPSON HC-88 (分解編)のメイン基板にも以下のようなEPSONマーキングのICがありました。

SCN2650A

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SCN2651で触れたSCN2650Aが到着しました。

2650AN
1981年製の2650AN、残念ながら中古品です。

Signeticsの8ビットマイクロプロセッサです。特徴的な点をいくつか挙げてみましょう。

  • アドレス空間は32kB
  • NMOS構造ですがスタティック動作でクロックの下限無し
  • 80系のようにメモリ空間と独立したI/O空間
  • 8レベルのリターンスタックを内蔵
  • 条件付のサブルーチン呼び出しやリターンあり

実際に動かしてみなければなんとも言えませんが、意外に扱いやすいかもという印象ですね。

SBC6800で6502を

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SBC6800MC6800のマイコンボードですが、ほうめいさんがちょっとした改造あるいはソケットの細工で6502を動作させています。

当初は6502ボードもあることだし静観していたのですが、WDCのW65C02(私の6502ボードではなぜか動いていない)の動作報告も出てきたので比較用に動かしてみることにしました。

TMS9995ボード (ソフトウェア編)

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TMS9995ボードUniversal Monitorの基本部分(D,G,Sコマンド)の移植ができましたので、アセンブリ言語でプログラミングしてみて感じたことを書いてみようと思います。

  • 豊富なレジスタ
    16と数が多いだけではなく基本的に対等なのでやりくりに苦労することがあまりありません。まぁ実態はメモリの一部なので直接メモリアクセスするのに比べメリットは少ない(命令長が短くなる・一部レジスタ専用の命令がある)ですが。

TMS9995ボード (ハードウェア編)

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何年も前に入手したままになっていたTMS9995、やはり動かしてナンボだと思うのでEMILY Boardで動かしてみることにしました。

TMS9995ボード
EMILY Board用のCPUボードはいつも似たようなものになります。

これ、自然とそうなるというだけではなく、敢えてそうしている面もあります。EEPROMとオシレータとかどのボードにもある部分はなるべく共通にして機械的に作業できるようにしています。このボードにはありませんがアドレスラッチなども同様です。

ウクライナの8080

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2022-04-30:
本記事は「ロシアの8080」というタイトルで公開していましたが、ロゴを元に調べたところウクライナ製らしいということがわかり(リンク参照)、タイトルも含め訂正しました。

ちょっと面白いものをみつけて買ってしまったので書きたかったのですが、ちょっと調べるのに手こずっていてもうしばらくかかりそうです。それで今回はそのとき一緒に買ったウクライナの8080について書いてみます。

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