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Hitachi H8/338


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HD6473308CP10は合計10個でてきたのでH8/330用アダプタでブランクチェックしてみたところ9つのブランク品が確認できましたが、残り1つはよく見るとHD6473388(H8/338)が混じっていました。

HD6473388CP10
これがHD6473388CP10、H8/330との主な違いは以下の通りです。

  • ROM: 16kB → 48kB
  • RAM: 512B → 2kB
  • SCI(Serial Communication Interface): 1ch → 2ch
  • D/A Converter: None → 8bit 2ch

ピン配置は互換のようですが、問題はROMの容量が増えていることです。

H8/330は27256のフリをするのでアダプタはそれに合わせて28ピンに変換するように作りました。

一方のH8/338のROMは27256より大きいので32ピンの27010のフリをします。

27256と27010のピン配置は似ているので1ピン,28ピンの先に2ピンずつ追加すれば切り替えは容易なのですが、ちょうどその位置を配線が通っています。これを繋ぎ直して迂回させるくらいならもう一つ作ったほうが楽そうです。あるいはもう一段変換アダプタを挟むという手もあります。OTP品が1つだけなので実際には作らないでしょうが。

デバイスのマーキングを見てみましょう。「1M3」とありこのデバイスの登場時期を考えると2001年末だと思われます。4行目の「WS」は何でしょう、H8/330ではこの位置は空欄になっています。

参考文献・関連図書: 
HD6473308,HD6433308,HD6413308ハードウェアマニュアル, 日立.
HD6473388,HD643338,HD641338,HD6473378,HD6433378,HD6413378,HD6433368ハードウェアマニュアル, 日立.

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