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個人的に製作してきたものの紹介です。

電子的なものがほとんどですが、そうでないものも出来るだけ出していきたいと思っています。

回路図、ソースコードなどは出来ればすべて載せたいのですが、以下の理由で難しいものが多いです。

  • 回路図については無いものが多い
  • 残っていないのではなく、そもそも書かないことが多かったためです。

    • どうせ1台しか作らないのだから紙に線を引くのと、実際に配線する手間は大して違わない。
    • バス配線などは書かなくてもわかる(各デバイスのD0同士を接続するなど)。ずらすなど注意を要するところだけメモがあれば困らない。
    • 雑誌などの記事・データシート・アプリケーションノート等を参考にしたところはそれを見ながら配線すればよい。

    もちろん仕事ならば書きますが。

  • 著作権的に公開でない
  • 特に古いものでは雑誌など掲載のものをベースにしているものがあり、オリジナルと分離できないものは公開できません。

  • 古いメディアに入っている
  • 5インチや8インチのフロッピーだったり、PC-9801フォーマットだったりして読むのが難しいものがあります。

  • 本当に失われた

EMILY Board Rev2

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EMILY Boardの基板化では数点間違いがあったのでその修正と、16ビットバス拡張用のEMILY Board +8の追加のために発注していたプリント基板が出来てきました。


早速1枚ずつ組み立ててみました。

プロセッサボード無しでコンソールから両方のメモリが読み書きできるか確認したところ問題なしです。

続いてプロセッサボードを接続してみます。

ちょうど手近にあったのがCDP1802ボードだったのでそれを使いました。いつものようにUniversal Monitorをロードして実行してみますが動きません。

HN61256Pを読んでみる(その2)

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前回正常に読めていないものがあったのでその理由を考えてみます。

  • アクセスタイムが間に合っていない
    2つだけというのが引っ掛かります。念のためにオシロスコープでも確認してみましたが十分に余裕がありました。
  • 正しく読めているのだがエミュレータがうまく扱えていない
    GIMPで表示させてみても同様のパターンなのでエミュレータのせいではなさそうです。
  • 外したROMなのでピンが汚れている
    ピンには(融かしたばかりの)ハンダが付着していて長年放置して錆びているよりはよほど状態は良さそうです。こてを当て直してみたりしましたが特に変化はありません。

ここでデータシートのある記述を思い出しました。

HN61256Pを読んでみる(その1)

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予告通り外したHN61256Pを読んでみた話です。


読むためにこのようなHN61256リーダを製作しました。

通常このようなマスクROMを読むときはピン互換のUV-EPROMとしてROMライタで読んでしまいます。シグネチャ機能を切り、書き込み動作を行わないよう注意すれば、まず問題はありません。

ピン互換なデバイスが見つからない時でも簡単な変換アダプタを作れば大抵読むことができます。

スルーホール基板からDIPを外してみる(その2)

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最近のお買い物(2022/4)でも書いたように細いノズルを調達したので、残る4個のTTL(74LS374×2, 74LS245×2)を外しました。


まずは部品面から。

前回失敗が多かったGNDピンは念入りに除去したのでしたので無事でしたが、油断して中央のLS374のピン15と右側のLS374のピン8をはがしてしまいました。

他は直接当てている面ではないので前回同様わりと綺麗です。

スルーホール基板からDIPを外してみる

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以前白光のハンダ吸取器FR301-81を買ったと書きました。

片面基板なら何の問題もなく外せますし、コネクタなどのピンのまっすぐな(スルーホールの内壁に接していない)ものも簡単でしたが、ICは足が広がっていることが多く仮にハンダを綺麗に除去しても内壁に張り付いてかもしれません。

そこで壊してもいい基板で試すことにしました。

犠牲になるのはジャンクとして買ったPC-8801mk2SRの漢字ROMボードです。

まずは一番外しやすそうな14ピンと16ピンのものからです。

この吸取器ピストル型でコテと比べると重量があります。一般的には問題にならないのでしょうが手の震えがある私が片手で持つと先端がブレてしまいます。仕方なく左手を添えて何とか安定させました。

説明書によるとランドではなくピンを加熱するようにとありますが、上記のような状況なのでランドに押し当てざるを得ませんでした。

それでも何とか全ピン処理して外すことはできました。

SBC6809E(その3)

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その1で動作のおかしかったリマーク品と思われるDRAM、もう少し確認してみました。

全部で10個あるうちのいくつがOKなのか不明ではDIAGSB9E以上のチェックは困難です。幸いその2でOK品が8つ揃ったので、1つずつの確認ができるようになりました。

OKIへの載せ替えの過程でうっかり混ぜてしまったのでもう一度DIAGSB9Eでのチェックから行なったところOK品が8つとNG品が2つでした。

次に上記OK品を1つずつ(残り7つはOKI)載せてBASICを試したところ8つ全てがOKでした。

それならということでOK品8つを載せてみたところ正常に動いてしまいました。

その1での状況とマッチしませんが、DIAGSB9Eは通るけど実使用には耐えなかった1つが完全にNGになってしまったのか、BASICの起動にワンテンポあるのを知らなかったことから本当はOKなのをNGと誤認してしまったのか、などが考えられます。

手間はかかったかもしれませんが追加しなくても当初のものだけでも動かせたのですね。

NSC800ボード(NSC858編)

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前回まででNSC800が動くようになりましたが、NSC858(UART)もあるので載せてみました。


予定通りNSC800の右側に載せます。その下にはTTL-232R-5Vのためのコネクタも付けます。

今回NSC800の動作確認後にNSC858の配線作業を行ないましたが、実際にソケットに挿すかは別にして配線だけは先に行なっておくべきでした。データバスや制御信号をNSC800から引き出していますが、既に配線されている線を掻き分けないといけない個所が結構ありました。

NSC800ボード(ハードウェア編)

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EMILY Boardの基板化の最後で書いたアドレスラッチ付きユニバーサル基板でNSC800を動かしてみました。


EMILY Boardでプロセッサのお試しはかなり楽になりましたが、アドレスラッチが配線済みになったことでマルチプレクスバスでも簡単に試せるようになりました。

ということで最初のお試しには判別ルーチンを書いてみたかったNational SemiconductorのNSC800を選んでみました。

まずは必要最小限で動かしてみて、その後でシリアルのNSC858を追加してみようと思っています。

ROMエミュレータの内容保持改造

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ROMエミュレータのプリント基板化でも触れましたが、シリアルポートから電源への漏れ電流対策の副作用でターゲット電源切断時の内容保持が出来なくなってしまいました。BOD機能で何とかと書きましたが、RAMの保持を漏れ電流に頼るのはやはりおかしいので別の方法を考えることにします。


ということで改造してみたのがこれです。

何か所かパターンカットが必要になったので生板から新たにもう1台製作しました。

まずRAM保持用の電源をどうするかですが、幸いTTL-232R-5Vからは5Vの電源が得られるのでそれを利用することにします。

SBC6809E(その2)

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注文していたDRAMが到着したので早速挿し替えてみました。


OkiのMSM3764A-15、今度は国内調達なのでリマーク品を掴まされた可能性は低いはずです。

まずはDIAGSB9Eでテスト、すべてPASSでしたがまだ安心はできません。

続いてBASIC9E_map0_slow.hexを試します。リセットしても何も表示されないので駄目かと思ったら、ワンテンポ遅れて起動メッセージが表示されました。RAM容量の確認でもしているのかな?

BASICで簡単なプログラムを書いて走らせてみます。

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