8088ボード(ハードウェア編)
HD1-6120ボードはちょっと置いておいて、また新たなCPUボード作ってみました。
今回もEMILY Board用です。
EMILY Boardは外付けパラレルROMで動かせる知っている限りのプロセッサを動かせるようにと計画したものなので、よほど変態的なプロセッサでない限り工夫すれば繋がるはずです。今回の8088は素直な部類ですね。
いつものように基板を見ていきます。
マイクロプロセッサ・マイクロコントローラ等です。
HD1-6120ボードはちょっと置いておいて、また新たなCPUボード作ってみました。
今回もEMILY Board用です。
EMILY Boardは外付けパラレルROMで動かせる知っている限りのプロセッサを動かせるようにと計画したものなので、よほど変態的なプロセッサでない限り工夫すれば繋がるはずです。今回の8088は素直な部類ですね。
いつものように基板を見ていきます。
TMS9902と一緒に入手したものです。
Texas InstrumentsのTMS9900NL、以前取り上げたTMS9900JDLのプラスチックパッケージ版です。
デートコードらしき数字が「8323」と「9035」と2通り記載されていますがどちらでしょう?
フィリピン製です。
キズが多くて中古っぽいですが、妙に綺麗なものよりリマーク品の可能性低そうでかえって安心かもしれません。
EMILY Boardの12/16ビットワード対応を始めたのですが、意外に大規模な変更になってしまってだいぶ時間がかかりそうです。
ということで今回は最近入手したデバイスを取り上げようと思います。
Texas InstrumentsのTMS9902ANL、ACC(Asynchronous Communication Controller)と呼ばれるものです。いわゆるUARTですね。
この手のデバイスで18ピンというのは少ないですが、これはパラレルバスではなくCRU(Communication Register Unit)というシリアル通信でCPUと接続するためです。それでも10本ほどの線が必要ですが...
CPUとの接続がこのように特殊なためTMS9900ファミリ以外には使いにくいと思います。
予告どおりソフトウェア編です。これまでの「ソフトウェア編」ではモニタ程度のものが動いていることが多かったと思いますが、今回はプログラムの実行ができているらしいとわかる程度です。
最も簡単なテストプログラムは実行開始番地で無限ループさせるものでしょう。
HD1-6120(IM6100も)は0FFFH番地から実行を始めますので、ここに0FFFH番地へのJMP
命令を置きます。これを実行させておいてアドレスバスの状態を観察するとA0~A11までがすべて"H"になっていて0FFFH番地を読み続けていることがわかります。
次に異なるアドレスでループさせてみます。
HD1-6120でダイレクトにJMP
できる先は、同ページ(アドレスの上位5ビットが同じ)か0ページ(アドレスの上位5ビットがすべて0)だけです。それ以外へ飛びたいときは同ページか0ページにアドレスを書いておいて間接アドレッシングを使います。ここでは簡単に0ページで試してみます。
去年入手したHD1-6120、ボード作りかけのまま時間が経ってしまいましたがやっと動くところまでたどり着きました。
いつものようにEMILY Boardを利用します。HD1-6120は12ビットバスなのでEMILY Board +8が必須となります。
基板の表側、搭載部品を見ていきます。
もちろん40ピンの大きなのがご本尊HD1-6120-9です。
またちょっと変わったデバイスを入手してみました。
ZilogのZ8594RSというものです。
以前取り上げたZ8613とそっくりな外観です。ピギーバックタイプですから何らかのマイコンであることは間違いないでしょう。
型番のZ8594からするとZ8000ファミリの一員、ノンマルチプレクスバスのペリフェラルの可能性が高そうです。
これは一体どういうこと?
ということでデータシートを探して確認したところ、UPC(Universal Peripheral Controller)というものでした。Z8マイコンのレジスタファイルの一部を外部からアクセス可能にしたもので、このレジスタファイルを介してメインプロセッサと通信しながらI/Oサブシステムを構成します。
安かったし同じ送料を払うならということで何かのついでに購入したまま忘れていました。
EPSONのC78010BD031、どうやらNECのμPD7810らしいという未確認情報があったような記憶があります。
両者の写真を見比べると非常によく似ていることがわかります。
NECロゴがEPSONに変わっていることと、型番のフォーマットが異なっているくらいでしょうか。
以前、EPSON HC-88 (分解編)のメイン基板にも以下のようなEPSONマーキングのICがありました。
SCN2651で触れたSCN2650Aが到着しました。
1981年製の2650AN、残念ながら中古品です。
Signeticsの8ビットマイクロプロセッサです。特徴的な点をいくつか挙げてみましょう。
実際に動かしてみなければなんとも言えませんが、意外に扱いやすいかもという印象ですね。
TMS9995ボードにUniversal Monitorの基本部分(D,G,Sコマンド)の移植ができましたので、アセンブリ言語でプログラミングしてみて感じたことを書いてみようと思います。