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どこでもドア (製作編)


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たまには過去の遺物ではないものを選んでみます。


「どこでもドア」と言っても某「国民的マンガ」に登場するどこにでも行けるドアではなくて、どこにでも置けるドアです。
どこにでも置けるとはいっても平面のドアだけでは自立しません。開閉によって重心が移動しますし、衝撃もあります。狭い部屋なので前後に支えを出すのも出来れば避けたいところです。

と言うことで天井で支えることにしました。

よく棚などに使用する天井と床に突っ張る仕掛けです。借家ではないので穴をあけても問題はないのですが、移動する可能性もありますし、しばらくこれで様子を見ようかと思っています。

さて、そもそも何でこんなものを作ろうとしたかというと、部屋をパーティションで2つに分けたかったのですね。片側を純プライベートな寝室に、もう一方を作業スペースにと言うわけです。同時に壁が増えれば棚が置けるというメリットもあります。
で最初は市販のパーティションを検討したのですが、意外に高価なものです。特にドアをつけようとすると選択肢が限られるうえに、ドア部分のパネル自体も安くて4万円くらいするわけです。しかもオフィス前提なのでドアの幅は広いものしかないわけです。
でもよく考えると棚を並べるのが前提なら壁は作らなくても問題はないわけです。必要なのはドア部分だけで、ドア自体は住宅用のものを転用できるかもしれない、ということで調べてみると枠付きのドアが1.5万円程度から買えるらしいとわかったのです。ならそのドア枠を置けるようにすれば良いだけです。

まずはドアの選定です。条件は、とにかく安いこと、(部屋の中なので)防水性能は要らない、防犯性能も要らない、(事務所だか倉庫だかわからいような場所を目指しているので)インテリア性も要らない、(しっかりした躯体があるわけではないので)ドア枠だけで形になっていて欲しい、ということになります。こんな都合のよい、一般的ではないものが普通にあるわけもなく、最終的に選ばれたものはアルミサッシの勝手口用のドアです。
このドアにはガラスを入れられました(名称が「ガラスドア」なので入れるのが普通なのでしょう)が、重くなるのは避けたいのでアルミ複合板を選択します。

これをそのまま置くわけには行かないので木で枠を作ります。左右の柱は2×4材を使用しました。横に渡してあるのは1×材です。これらを木工用ボンドで張り合わせ、後でドアが入らなくなると困るのでドアを仮に嵌めた状態で固定します。ドアはノブとヒンジ以外は組み立てられた状態で納品されたので、ドアを基準に組み立てたのです。
2×材ってけっこう捩れていたりすること多いのでしょうか? 購入時に長さ指定して切断してもらったのですが、組んだらmm単位の隙間が出来たので、パテで埋めます。ついでに節穴なども埋めてから表面保護のためニスを塗っておきます。
ニスが乾いたら最後にドアを固定します。枠が少し捩れたのかドアを閉めるとき上側が先にあたって閉めづらいのでストライクを若干緩めに調整して完成です。
上の写真はこの時点のものです。


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