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MC68000 再び


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MC68000は前にも紹介しましたが、ちょっと思い出したこともあるのでまた取り上げます。

EF68000P10
MC68kボード (第1期工事編)でもお見せしたトムソン製のEF68000P10です。1984年製の10MHz品ですね。

写真を見ると右下の32ピンが変な形になっていますよね。昔は静電気による破壊を恐れて配線作業をするときは主要なデバイスはソケットから抜いていました。それで再び挿すときにこのピンがソケットの穴にちゃんと入っていないのに気付かず押し込んだところ、細くなっているところから先が約180°曲がってしまったのです。焦って直そうとしたらそこから折れてしまったので、不要なICからピンのところを切り取ってきてハンダづけして修復した痕です。
実際には作業時の静電気よりソケットへの挿抜の方がリスク高いんですよね。これ以降は交換するなどの場合を除いて一度ソケットに挿したら抜かないようにしています。

大昔のジョークにSignetics 25120 Fully Encoded, 9046×N Random Access Write-Only-Memoryというのがあります。架空のデタラメなデータシートなのですが、その中に縦軸に残っているピンの本数、横軸にソケットへの挿入回数をとったグラフが含まれていました。

MC68000L8
袋に入ってヒートシールされた状態のものも出てきました。おそらくMotorola MC6809P 新品と一緒に入手したものと思われます。

セラミックパッケージですが両端に樹脂製のクリップのようなものが付いています。ソケットから抜くときの保護用でしょうか?
そういえば上のEF68000P10を置き換えたMC68010L8にも付いていましたが、いつの間にか外れてどこかにいってしまいました。

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