4000シリーズ

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このところ汎用ロジックを取り上げることが多いですが、今回もCMOS汎用ロジックICです。

4000シリーズ
最近では存在感が失われつつありますが一部品種は今でも現行品な4000シリーズCMOS汎用ロジックICです。

このシリーズは低消費電力なこと以外に、電源電圧範囲が3V~18V(メーカによっては20V)と広く乾電池電源を安定化せずにそのまま使えるため工作の入門用に広く使われました。今でも「高電圧ロジック」などと呼ばれて残っています。

一方で遅延が大きく高速回路には使いづらかったのでマイコン回路などでは出番は少なくなりました。

P2000C (分解編)

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以前紹介したDVDプレーヤP2000Cの内部を覗いてみました。

内部
まずはトップカバーを開けてみます。

右側は電源、残りのスペースのほとんどをドライブが占めています。
ドライブはプラを多用した構造で、金属部品は必要最小限といった超コスト重視なつくりでした。

メイン基板はドライブの下にあるようです。

さて、ここまでは簡単だったのですが、この先が大変でした。

何はともあれ基板を拝みたいのでドライブを外さなくてはなりません。底板に4本のネジで固定されていたので外したのですが、取れる気配がありません。

まだネジが残っているのか見ようとしても見えないのです。前後はパネルがありますし、底板の左右が上に折れているので横からも見えません。

Signetics N8T380N

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先日のHD2501に続き、最近見かけない汎用ロジックのシリーズを取り上げます。

N8T380N
SigneticsのN8T380N Quad Bus Receiver with Hysteresis-Schmitt Triggerです。名称からはわかりませんが、2入力のNORになっています。

この8Tシリーズは主にインターフェイス系の機能のデバイスで構成されています。まとまった資料が少なくて不明なことが多いのですが、わかっているかぎりを一覧にしてみます。

Hitachi HD2501P

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これまたジャンク箱から出てきてた古いICです。

HD2501P
日立製のHD2501P、「HD」ということはディジタル系のICで、1974年40週に製造でしょうか?

実は「7440」はデートコードではありません。

ちなみに機能はというと「Dual 4-Input NAND Buffer」です。

Texas Instrumentsはこの機能のICにSN7440という型番を与えています。

つまり「7440」はSN7440の互換品ですよということだったのです。

現在ではSN74シリーズの番号は一般化しており、どのメーカも当然のごとく型番に含めていますが、以前は各社独自の型番を使用していました。

以下にSN7440相当品で「7440」以外の型番の例を挙げてみましょう。

ZIPなDRAM

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以前、LBP-A404EMicroline 801PSで取り上げたことのあるZIPのICの未実装品を見つけました。

MB81256-10
富士通のMB81256-10PSZ、256k×1bitのDRAMです。DRAMとSDRAMで紹介したMB81256-15と同じもので、こちらは「-10」ですからアクセスタイムが100nsの高速版ですね。

型番の「PSZ」がパッケージがZIPであることを表していますが実物へのマーキングはされていません。見ればわかるので省略したのでしょうか。

ガスメーターの交換

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今日はガスのメーター交換がありました。事前の案内には昼から夕方くらいの大雑把な時間しか書かれていない...

交換前
これが交換前のものです。

「マイコンメーター」などと呼ばれていますが、メーター機能自体は機械式です。

では何がマイコンなのかというとガスの流量を常時監視していて異常を検知するとガスを遮断して事故を防ぐのだそうです。その他、地震を検知しても遮断するようです。

左上の黒いツマミのようなものはリセットスイッチで、キャップの中にボタンがあります。

NMOS Z80 CPU のクロック

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先日クロック信号について書いた時、資料に面白い記述を見つけたので今回はそれについて書いてみます。

それは1978年3月版のZ80 CPUの仕様のAC特性にあった以下の記述です。『Z80ファミリ・ハンドブック』もこれを元にしていると思われます。

uPD71051

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これまでにもNECのVシリーズのペリフェラルをいくつか取り上げましたが、有名なものがまだでした。

uPD71051C
NECのμPD71051C、Intel 8251をCMOS化してVシリーズの一員としたものです。μPD71054μPD71055等と同じですね。

基本8251をCMOS化したものですが、一点拡張されています。それはスタンバイ・モードで、CMOS化により消費電力が減っただけではなくこのモードにすることによりさらに消費電力を低減させることが可能です。他のμPD71055などにはこの機能はありませんが、なぜμPD71051にのみにあるのかはよくわかりません。

TL866A (分解編)

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過去に製作したROMライタは2764,27128専用でした。多くのデバイスに対応したものも計画したことはありますが、電源(特に電圧の高いVPP)とロジックの切り替えなど面倒が多く実際の製作にはいたっていません。そんな中で先日取り上げたTL866Aがどうなっているか興味が湧いてきたので開けてみました。

カバーを外してみた
隠しネジやツメなどは無くカバーは簡単に外れます。

SASボードらしきもの

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前から気になっていたボードを買ってみました。

SASボード?
場所は秋葉原のラジオデパートの地下、随分前からあったのですが売れる気配が無いので様子を見ていました。でも1枚たったの500円なので...

どちらもホストインターフェイスはPCI Express、カードエッジは×8対応のピン数です。カードエッジ部のパターンを見る限り電気的には上のものは×8、下のものは右半分が配線されていないので×4と思われます。

上のボードではブラケット部にSAS ×4の外部接続用のSFF-8470と思われるコネクタが、基板右にはやはりSAS ×4のSFF-8484と思われるコネクタが装備されています。

下のボードはブラケット部にはコネクタは無く、右端にMini SAS ×4のSFF-8087らしきコネクタが2つあります。

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