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MSM85C154


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前回に引き続きピギーバック品をもう一つ。


沖のMSM85C154です。

対応するマスクROM品はMSM83C154で、これは80C51の拡張版です。本家のIntelは開発用としてはUV-EPROM内蔵の8751/87C51を用意していました

ROM無しタイプはI/Oピンが減ることもさることながらROMへの配線が面倒ですし、UV-EPROM内蔵タイプは専用ライタやアダプタが必要になるので、個人的にはピギーバックタイプは好きですね。ROMエミュレータを使えるのもメリットです。


ダイを片側に寄せるスタイルはZilogのZ8613Z8594などに似ていますね。

「7436」はデートコードっぽく見えますが、上の著作権表示に'80, '85があるので違います。


ROMを挿すためのカップを支えるためにパッケージの幅が広くなっていますので、足はサイドではなく底に付けられています。これはプラのソケットを搭載しているZilog以外では一般的な構造です。

搭載するROMは27128相当品で16kBの容量が使えます。8052AH-BASICのROMが8kBだったはずなので27128に書き込めば(勿体ない使い方ですが)P8052AH-BASICを動かす(ハード編)の基板で簡単に試せるかもしれません。(詳細は未確認です)

参考文献・関連図書: 
MSM85C154VSデータシート, Oki semiconductor.