NEC PC-8001mk2 (分解編)
予告したとおり今回は「分解編」をお送りします。
まずはトップカバーを外します。現役時に開け閉めを繰り返していたためかネジは外したままになっていました。
手前が見ての通りキーボード、基板上にスイッチが並んでいる構造です。黒い布のようなシートはキーの隙間から入るゴミ対策でしょうか、基板が見えてしまうのを防ぐためでしょうか。
右奥は電源ユニットです。出力は+5V, +12V, -12Vの3電圧となっています。
左奥は拡張カードを入れるケージです。
予告したとおり今回は「分解編」をお送りします。
まずはトップカバーを外します。現役時に開け閉めを繰り返していたためかネジは外したままになっていました。
手前が見ての通りキーボード、基板上にスイッチが並んでいる構造です。黒い布のようなシートはキーの隙間から入るゴミ対策でしょうか、基板が見えてしまうのを防ぐためでしょうか。
右奥は電源ユニットです。出力は+5V, +12V, -12Vの3電圧となっています。
左奥は拡張カードを入れるケージです。
今回ご紹介するのはNEC製のパソコン、PC-8001mk2です。
本体が別にあるのではなく、これが本体です。このようなキーボード一体型(キーボードの下にメインの基板が配置されています)は当時一般的なものでした。もちろん本体とキーボードが分離されている機種も存在していました。逆に本体にキーボードもモニタもカセットデッキも一体になっているものもありました。
基本的なスペックを挙げると以下のようになります。
入手経路を思い出せない謎のボードが出てきました。
シルクで「ASCEND」とあることからネットワーク・通信機器を製造していたAscend Communicationsのボードと思われます。AUIコネクタやパルストランスが見えるのでネットワーク機器でしょう。
このTandy 200も動作しそうだったので電源を入れてみました。ACアダプタは無いのでEneloopで試してみます。
何の問題も無くあっさり起動しました。これが起動画面、PC-8201とよく似ています。
当然RTCはリセットされていますが、PC-8201では初期値は発売年だったのに対しこちらは1900年になっていますね。この時代のパソコンでは時刻は年月日時分秒で管理されていることが多くUNIX Epochは関係ありません。
この起動画面はメニュー(ファイラーと言ったほうが良いかもしれません)になっていて、プログラムを選んで起動するか、データファイルを選んで開くこともできます。
この写真は電源投入直後なのでユーザのファイルは存在せず、内蔵プログラムだけです。
前回、各部の機能を書きましたので今回は具体的な計算を挙げてみましょう。
まずは基本の加減算からいきましょう。
【例】 789 + 456 - 123
先日購入したタイガー計算機の操作方法を書いておきます。
これを読んで実際に操作する人は殆どいないとは思いますが、ディジタル式の電子計算機の乗除算器と考え方は似ていますので比較してみると面白いかもしれません。
まずは各部の説明から。
a.では下のレバーで数値を設定します。レバーと上の窓は連動しているので異なった値を表示することはありません。
乗算のときは数値の片方(被乗数)をここでセットします。除算時には被除数と除数の両方をここでセットします。
今回もAliExpressで発注していたモノです。
これは6502、大昔のCPUです。Apple IIとかPET-2001、VIC-1001といったパソコンに使用されたことで有名です。
どれも所有したことはありませんが、中学のときに技術科準備室にPET-2001がありました。あの頃6502のアセンブリ言語で遊んでみれば良かったのですが、当時は一緒においてあったPC-9801Fやベーシックマスターレベル3ばかり使っていました。結局あれから30年以上経って再会できたというわけです。
先日のTandy 200の中を覗いてみました。
これはLCDとキーボードを外したところです。上側2/3がメイン基板、左下はメモリのサブ基板になります。右下には電池ホルダの裏が見えていますね。
Tandy 200 (分解編)を予定していたのですが、発注していたモノが納品されましたので先に紹介したいと思います。
前にμPD70108 (V20)をAliExpressで購入したと書きましたが、前から使ってみたくて(でも入手できなかった)デバイスがいろいろと出品されているとわかりいくつか注文していました。
PC関係が続いていましたが、今回は古いハンドヘルドコンピュータTandy 200です。
Tandy Radio Shackが発売していたTandy 200です。これはTRS-80 Model 100の後継機ですが、元のTRS-80 Model 100は以前紹介したNEC PC-8201と基本設計が共通だったようです。
PC-8201同様これもどこかでジャンクとして入手したものです。