IDT7134 Dual Port SRAM
今設計中の機器で使おうと思って調達したメモリです。
IDT製のIDT7134SA35P、デュアルポートRAMという種類の特殊なRAMです。容量は4k×8bitと前時代的な小ささにもかかわらず、48ピンDIPという大きなパッケージに入っているのはその特殊性ゆえで、「デュアルポート」の名のとおり電源以外のアドレス・データ等の信号が2つずつあるのです。
両方のポートから独立してアクセスできるのですが、さすがに同じアドレスへの書き込みを含む同時アクセスは問題があります。セマフォ機能を内蔵したり、片方のアクセスを待たせるなど様々なタイプがあるのですが、これは何もしないというのになります。ソフトウェア等上位のレイヤーで対応する予定です。
この手のものはFPGAを使用することが普通になり、最近ではこのような単独のデバイスはなかなかありません。今回はFPGAを使うのは大げさなので古いものを使うことにしました。