SVM7943資料発見
前にSVM7943使用のオルゴールを取り上げましたが、購入時に店で貰ったと思われる資料が出てきました。
まずは「メロディIC標準品リスト」です。これにはSVM7940シリーズ・SVM7950シリーズ・SVM7990シリーズの各シリーズの曲リストがありました。店が配布にあたって関連ページのみ抜粋した可能性もあります。
その中でSVM7943は以下の2つです。
前にSVM7943使用のオルゴールを取り上げましたが、購入時に店で貰ったと思われる資料が出てきました。
まずは「メロディIC標準品リスト」です。これにはSVM7940シリーズ・SVM7950シリーズ・SVM7990シリーズの各シリーズの曲リストがありました。店が配布にあたって関連ページのみ抜粋した可能性もあります。
その中でSVM7943は以下の2つです。
これ随分前に買ったまま使う機会も無く埋もれていました。
サンハヤトの「表面実装部品取り外しキット」、ハンダゴテだけで部品を取り外すことができるというものです。発売された時に面白そうと買ったのですが、結局使う機会が無いまま今に至ります。
プリント基板から部品を外す時の課題は1本ずつ処理するのが困難なことです。リード付きのC,R類やダイオードなどでしたら1本ずつ外すこともできるでしょうが、多くの部品はそういうわけには行きませんのでさまざまな方法が考えられています。
3回目の今回は「電話機編」でも「交換機編」でも取り上げられなかったものを紹介して門司電気通信レトロ館の項を終わりにしたいと思います。
いきなり部品ですが東芝製(見にくいですがロゴがあります)の7T54RA、送信用の真空管です。船舶との短波通信用だそうです。
日立にも類似の型番の7T54Rがあり、『日立評論』に概要がありました。それによるとプレート損失が最大2.5kWという強制空冷式の三極管のようです。真空管は同仕様のものを各社が同型番で製造するのは普通のことですから、これもそうなのでしょう。
端子はネジ式で4つ、先の資料の写真では4つのうち2つが短絡されて3本の線が引き出されているので下のラジエータ部も端子の一つ(おそらくはプレート)ではないかと思います。
行ったのは2015年末、NTT技術史料館よりちょっと前です。
NTT西日本の門司電気通信レトロ館、文字通り電話などの電気通信に関する博物館です。門司港駅から歩いてすぐ、入場無料なのでフラッと立ち寄る人が多いようです。
正面の電話ボックスはレトロ調に作られています。中身はテレホンカード対応の緑公衆電話ですが...
この建物自体も保存対象、旧NTT門司営業所です。下に先ほどの電話ボックスがありますね。
3端子のICが出てきました。3端子ICというと電源レギュレータが有名ですが、これはラジオ用です。
三洋のLA1050というものでアマチュアにはよく知られたICでした。パッケージは2SC1815などと同じTO-92です。
いつ頃買ったものか記憶にありませんが、20年以上前だと思います。足を切っておらずハンダが付着しているところを見るとバラックかなにかで動かそうとしたのでしょう。
登場した頃は三洋オリジナルだと思っていたのですが、フェランティZN414がオリジナルで40年ほど前のようです。LA1050は1980年代の登場で今はもうディスコンになってしまっていますが、類似のデバイスは今でもあるようです。
さてたった3ピンでどうやってラジオを実現しているのでしょう? 普通に考えると電源とGNDに入力と出力で4ピンになってしまいます。ヘテロダイン方式ならOSCやIFT(今はセラミックフィルタか)も必要になってくるでしょう。
昔使っていたAVRプログラマたちです。
これは秋月電子通商で扱っていたAKI-AVRキットです。
今はPIC用のAKI-PICでAVRの書き込みも可能になっていますが、以前はAVR専用のものがありました。
AVRの書き込みには12Vをかけてパラレルで書き込む方法とISPと呼ばれる通常電源のみでシリアルで書き込む方法があります。前者は主にライタのソケットに挿して書き込み、後者はターゲットボード上で書き換えることが可能です。
このキットはその形態からは前者のように思えますが、実は後者の方式で書き込みを行ないます。右端の6ピンコネクタを利用すればターゲット上での書換えも可能です。
これは私の2番目のAVRプログラマでした。AVRをはじめて使ったのはMP3プレーヤキットですが、この時はキット付属の簡易ライタを使用しています。
前回の給湯器リモコンからだいぶ間が空いてしまいましたが、浴室リフォームで外したものの第2弾です。
浴室内にはもちろんコンセントはありませんが、脱衣所のコンセントは交換しました。ユニットバスのサイズの関係で浴室と脱衣所の間の壁を移動せざるを得なかったので脱衣所の内装を新しくしたからです。
スイッチ等を金属プレートに固定してから取り付ける構造は今も変わっていません。ただ穴のサイズが小さくギリギリですね。
金属プレートの右側が不思議な形状をしていますが、この部分をマイナスドライバでこじって変形させてスイッチやコンセントを固定します。よく見ると上下の何もついていないところは少し右側に曲がっています(これが新品の状態)が、中央は左に曲がっているのがわかると思います。外す時はもう一度外側に変形させます。
このあたりも今も変わっていないはずです。
今回取り上げるのはとても古いSRAMです。
MotorolaのMCM6810L-1、128×8bitのSRAMです。冗談のような容量ですが、制御用のワークエリアとしては十分なことが多かったのでしょう。MC6802の内蔵RAMもこの容量です。
これは1975年製ですね。「-1」がスタンプ状なのはおそらくパッケージ後に選別したためと思います。手元のデータシートにはアクセスタイムがMCM6810は450ns, MCM68A10は360ns, MCM68B10は250nsとありますが、初期のMCM6810はもっと遅かったとどこかで読んだ記憶があります。
パッケージもちょっと変わっていますね。