2022-12-31 12:30 — asano
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あっという間に年の瀬、これが今年最後の書き込みになるかな。ニキシー管の回路修正の確認が取れれば今年中に書きたいところですが。
またも光人社NF文庫です。海難事件を集めた本、それぞれは10ページにも満たないですが全部で42件もの事例を納めています。座礁したなどの陸地に近いところで発生したものはともかく、特に無線電信の普及前の事例では消息不明になっていたり、おおよその沈没地点が推測されているだけのものも多いですね。
珍しいものではスペイン風邪で乗員が続々とダウンし航行不能となり、代わりの乗員が迎えに行った日本の軍艦の話なんかも。
ちなみに著者の大内建二氏は艦船エピソードの本をたくさん書いておられます。
これは以前持っていたはずなのですが... ずっと行方不明になっていて、また読みたくなって買ってしまいました。
読むというよりは図を眺める本ですが、様々な機械の要素を集めています。「ねじ」や「てこ」といったシンプルなものから時計の時針と分針や差動歯車といった応用例まで、全部で800程あるらしい。
時々、あっこれはあそこに使われていた、みたいな発見があるので個人的には読んでいて楽しい類の本です。
元になった「機械の素」(1912年初版)には銃の機構もあったらしいのですが、見てみたかったなぁ。今度国会図書館行ったときにでも見てみるかな。
700号の記念号です。付録の「創刊号 復刻版」につられてしまいました。
復刻版てたいていは本文のみで広告などは省略されるものですが、これは何と当時の広告も込みでした。広告主の了解得るの大変だったんではないかなぁ。
本誌ももちろん良かったですよ。個人的には特別企画の「昭和~令和・・・エレクトロニクス60年史」と「いまさら聞けない回路図記号と回路図の描き方」が興味深かったですね、特に後者のAppendixの『回路図の作図の老舗「新生社」訪問記』が。トラ技掲載の回路図は信頼できました。(逆にK社のI誌の回路図は...ピン番号がズレてるなんて日常茶飯事だった)
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