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サウンド
CASIO VC-10
これはCASIO製のボイスレコーダ、今でいうICレコーダです。
調べてみると1987年度のグッドデザイン賞を受賞していますね。ということは少なくとも30年前のモノということになります。
カード型LSI録音機ということですが、90mm×60mmはともかく、厚さ10mmというのは今の感覚ではカードとは呼べないですね。
上の辺にはスライドスイッチが並んでいます。 左の「1M」「2M」は何の切替でしょう? 次の「VOL.」は再生音量ですね。「SAVE」「AC」もわかりません。
テレホンピックアップ
ネタが切れてきたなと思っていたところ、「遺物」と呼ぶにふさわしいものが出てきました。
これは「テレホンピックアップ」と呼ばれていたもの、今では必要ないし事実上使うこともできないものです。名前の通り電話のアクセサリなのですが、何に使うものかわかりますか?
左側の円筒形のものが本体で、φ3.5のプラグ(右側)が付いています。コードの長さは1m程でしょうか。
オルゴール (AY-3-1350使用)
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大昔に作った電子オルゴールです。
電子オルゴールの自作といえばセイコーのSVM7910が有名ですが、ここで使ったのはGI製のAY-3-1350というICです。
この型番から昔のパソコンを知っている人にはAY-3-8910 PSGがピンと来るかもしれません。この「AY-?-????」であと知られているのはキーボードエンコーダとかテレビゲームの石でしょうか。昔の秋月電子通商の広告を見るとテレビゲームのキットなんていうものが出てきます。
CS8401とCS8411
これらのデバイスはS/PDIFのトランスミッタとレシーバです。
前にMDS-S30の項で光デジタルの部品を買ったと書きましたが、その一つがこれです。他に光コネクタ(発光・受光素子内蔵)も買った記憶がありますので、そのうち出てくるでしょう。
写真上のCS8401-CPがトランスミッタで、下のCS8411-CPがレシーバです。どちらもパラレルのCPUバスを持っていますが、他にCPU無しで使えるCS8402, CS8412というのもあります。
いずれにしてもオーディオデータ自体はシリアルなのでPC等に接続してオーディオデータのやり取りをするためにはシフトレジスタと適当なFIFOを用意する必要があり、検討中に製作意欲が失われてそのまま放置されることになってしまいました。
Pro Audio Spectrum 16 LMSI
ミニディスク
MDのレコーダーに続いてメディア(ディスク)も出てきました。
MDのケースとディスクです。
外観は3.5インチMOディスクを一回り小さくした感じ、記録原理的にもMOディスクと同じです。
3.5インチMOディスクは挿入方向にシャッターがありますが、MDでは横になっていますね。
写真のモノは74分ディスクですが、他に60分・80分というのもありました。また新しい機種ではビットレートを落として録音時間を長くするモードがあったようです。
他にデータ記録用のMD DATAというのもありましたが、これも全く普及しませんでした。特に容量が大きいわけでもなく、アクセスが早いわけでもなく(むしろ遅かったようです)、対応機器もほとんど無かったのではないかな。
Sony MDS-S30
PSGと仲間たち
昔のサウンドICたちです。
初期のパソコンに使用されたものとして、このGIのAY-3-8910 (Programmable Sound Generator)が最も有名でしょう。NECのPC-6001やMSXに搭載されました。
矩形波3音とホワイトノイズが使えます。CPUバスが独特で、バスに繋ぐのをあきらめてPIOの先に接続している製作例をよく見かけたものです。
8ビットのI/Oポートを2つ持っているために40ピンパッケージです。他にI/Oポートを1つに減らし28ピンにしたAY-3-8912、I/Oポートなしで24ピンのAY-3-8913というバリエーションもあります。
ISA Sound Blaster 16 SCSI + Wave Blaster
今ではマザーボード搭載が当たり前なサウンドですが、これはまだオプションだった頃のボードの一つです。
ISAバスのSound Blaster 16 SCSIとサブボードとして搭載されているWave Blasterです。型名に「SCSI」と付くのは主にCD-ROMドライブ接続用にSCSIポートを持っているためです。この1枚にサウンド(FM音源+PCM)・ゲームポート・MIDIポート・SCSIポートが含まれていることになります。Wave BlasterはMIDIポートに接続される音源(ウェーブテーブル方式)です。