【コネクタ】 AAUI
AAUI (Apple Attachment Unit Interface)のコネクタです。
これはMacintoshの一部の機種で使用されたネットワークのコネクタです。AUIと信号的には互換ですが、電源として+5Vしか供給しないホストが多いようです。
イーサネット等のLANです。ここでは基本的に敷地内で使うものを扱います。
敷地を超えて使用するもの(WAN)は通信機器を参照してください。
AAUI (Apple Attachment Unit Interface)のコネクタです。
これはMacintoshの一部の機種で使用されたネットワークのコネクタです。AUIと信号的には互換ですが、電源として+5Vしか供給しないホストが多いようです。
無線LANアクセスポイント代わりにしていたルータが遂に死んでしまいました。
このCG-WLBARGPはアクセスポイントとして(ルータ機能はいらないんですが安かったので)使っていたのですが、しばらく前から調子が悪く、時々電源を入れなおしてリセットしてやらないとアクセス不能になることが多くなっていました。だましだまし動かしていたのですが遂に完全に駄目になってしまいました。
手前の穴だらけのところは本来フロントパネルで綺麗なシートが貼ってあったのですが、半分剥がれて汚くなってしまったので剥がしてそのままです。
穴はLED用のもので金属ケースを(金型をと言った方が良いかも)いろいろな機種で使い回すためでしょう。
入手経路を思い出せない謎のボードが出てきました。
シルクで「ASCEND」とあることからネットワーク・通信機器を製造していたAscend Communicationsのボードと思われます。AUIコネクタやパルストランスが見えるのでネットワーク機器でしょう。
今回はナショセミのDP8390、ネットワークコントローラです。
これがDP8390CNです。ずいぶんと細長い感じがしますが、それもそのはずで48ピンDIPという巾600milのDIPではおそらく最大級のパッケージに入っています。48ピンより上の64ピンDIPは普通は巾900milで、巾600milというのはデータシートで見たことはありますが実物を見た記憶はありませんね。
何でこんなにピン数が多いのかといえば送受信バッファのRAMを外付けするためで、集積度の上がった現在ならRAMは内蔵できこんなピン数は不要なはずです。
10BASE-5の特徴的なトランシーバはバンパイア型ですがコネクタを使うものも存在します。
このET1005Mはほぼ新品同様の状態で出てきましたが、他のトランシーバと同じように廃棄品を貰ったように記憶しています。
左右上にごついN型コネクタが付いています。
10BASE-5ケーブルの項でトランシーバを設置すると書きましたが、これがそのトランシーバです。
三菱電線のET-1006M、小さめの弁当箱ぐらいですかね。
写真右側のコネクタがAUIケーブルを接続するところ、イエローケーブルは上部の銀色のところに接続します。ラベルには12Vの電源について書かれていますが、AUIケーブルを通して供給されるので別途電源コードは必要ありません。
さて、イエローケーブルはどう取り付けるのでしょう?
取付部の写真がこれ。
黒い板状のプラスチック部品と銀色のアルミ製金具でケーブルを挟んでいるだけに見えますね。
10BASE-5のケーブルです。
さすがにこんなものを自宅で運用した人は少ないでしょう。私も持っているだけで、実際に使っていたのは10BASE-2と10BASE-Tです。
これが廊下などに敷設した基幹ケーブル(イエローケーブル)の端の部分です。左にはターミネータが取り付けられています。
このケーブルは両端にN型コネクタ(オス)が取り付けられた状態で売られています。500mまで中継コネクタで延長することができ、両端にはターミネータを取り付けます。10BASE-5の「5」はこの500mからきています。500m以上必要な場合は途中にリピータを4つまで入れて延長できますので、最大で2.5kmまで伸ばすことができます。
10BASE時代のハブですね。
家のネットワークを10BASE-2から10BASE-Tに移行する際に使ったのがこれだったかと思います。
正面から、表示は意外にシンプルです。ただ「COLLISION」などというランプがこれはスイッチではなくリピータハブであることを象徴しているといえるでしょう。
答えは10BASE-5のケーブルに穴を開ける工具でした。
10BASE-5のネットワークは廊下などにあらかじめケーブル(黄色のものが多かったのでイエローケーブルと呼ばれます)を敷設しておいて、必要に応じてケーブルの途中にトランシーバを接続する形になります。イエローケーブルは同軸ケーブルなので外部導体(アミ線ですね)と中心導体(芯線)に導通をとる必要があります。外部導体は爪のようなもので外側の被覆を破れば良いのですが、芯線は表面から5mmほど奥まで硬い樹脂の内部絶縁層を突き通さないといけません。この穴を掘るのがこの工具なのです。
ドリルの先が5mm程出ているのは外側から外皮・外部導体・内部絶縁層に穴を開け、しかも芯線を傷つけないようにするためです。この穴に側面が絶縁されて先端が導通するようになった針のようなものを挿して信号の送受信を行なっていたのでした。
さてこんな無茶な接続をするのはネットワークだけかと思ったらもっと怖いものがありました。