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Fujitsu Micro 7 (分解編)


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少し間があいてしまいましたが、先日のFujitsu Micro 7の中を覗いてみます。

トップカバーを外したところ
まずはトップカバーを外します。ネジは拡張スロットの底にある2本だけで、周囲はすべてツメのようです。この個体は私の元に来る前にかなり弄られていたようで、フロント側のツメは折れて失われていました。

電源とキーボードを外す
電源もキーボードも置いてあるだけです。樹脂製のケースにピッタリはまっているだけで、ここにもネジは使われていません。
キーボードは丈夫な鉄板に取り付けられていて、手荒に扱っても大丈夫そうですが、かなり重いですね。

中央の子基板はPSGの回路です。なんとかメイン基板に収まらなかったのでしょうか。
スピーカはネジが2つ見えていますが、これを外しても取れません。基板を外せば裏にネジが3つありました。

メイン基板も四隅に穴はあるのですが、ネジは付いていませんでした。手前側左右の爪を外して基板手前を持ち上げ、前に引くようにすると奥は溝にはまっているだけなので前にスライドして抜けます。
基板下側のシールド版も重ねてはめ込まれているだけです。

メイン基板 表面
上の方にある40ピン、HD68B09PはMC6809の日立版2MHz品です。このFM-7、メインとサブのMPUが同じものなのでこれがどちらなのかわかりません。
左下に縦に8つ並んでいる(途中スピーカのネジを避けるため隙間があります)MB8265-15は64k×1bitのDRAM、メインメモリと思われます。
一番下の列を右に行ってMB83256は漢字ROMで何度も登場したデバイスですが、32k×8bitの容量から考えてF BASICのROMでしょう。
次のMB8516(富士通の2716)と続くMBM2732A-20は何でしょう?
さらに右のMB8364は8k×8bitのマスクROMですね。24ピンのデバイスですがソケットは28ピンとなっており、将来の容量増加を想定しているようです。
これらの正体不明のROMの一つはサブ側のROMでしょうが、この機種について詳しくないのでこの辺りはちょっとわかりませんね。何かわかったらまた追記します。

ラベルの貼られているEPROMの上に3つあるMB8128-15は2k×8bitのSRAMです。サブ側のワークメモリでしょうか? これも宿題ですね。
2列上にはまたHD68B09P MPUがいます。
青いソケットに入っているのはMB60H010、カスタムらしく正体不明。パッケージは64ピンのシュリンクDIPというピン間隔が通常より狭くなっているものです。40ピンより少し大きいサイズで64ピンあります。
その右はMB88401、4ビットマイコンらしい。そういえばFMシリーズはキーボード用に4ビットマイコン使っていると聞いたことがありますが、これがそうなのでしょうか。すぐ下のCN6がキーボードのコネクタですからあり得る話だと思います。

右下に24個も並んでいるMB8116Hは16k×1bitのDRAMで合計48kBあり、グラフィックVRAMです。すぐ上にパラレル-シリアル変換用のシフトレジスタSN74LS166ANがR,G,B分並んでいることからも間違いないでしょう。
すぐ上のセラミックパッケージはMB15021、これもカスタムらしく詳細不明です。

少し左に目をやると何やら改造痕がありますね。入手時からのものなので内容は不明です。

改造痕
MB462というICのピンを切って引き出していますが、短絡させてあり復旧してあるようです。向こう側のピンにも線を引き出した痕(足を切ってはいない模様)がありました。
このMB462は何かと思って調べたところ、74157 (Quad 2 to 1 Data Selector)のことらしいです。昔は各社で勝手に型番をつけていたようです。そういえばMB8877なんかもそうですね。日本ではMB8877の方が有名だったように思います。

メイン基板 裏面
メイン基板の裏面です。
これもランドは四角いですが、何の意味があったのでしょうか?

サブ基板 表面
サブ基板には上に書いたようにAY-3-8910 (PSG)が載っています。

サブ基板 裏面
GNDでしょうか幅広のパターンがありますが、皺になっています。
この基板のランドは円ですが、メイン基板と異なっているのは何故でしょう。別の組織で設計した、層数が違うので設計基準が違う、設計時期が違う、いろいろ考えられますが真相はわかりません。


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