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HD63A03RP と SBC6303ルーズキット


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MC6803との比較用に国内のショップからHD63A03RPを入手しました。

HD63A03RP
日立がMC6803をCMOS化したもので、これは1.5MHz版です。

日立のデートコード(3桁)は年が1桁しかないので製造年が特定できません。1985年か1995年か、日立ロゴがあるので2005年や2015年ではないのでしょう。

自分で回路作って確認したいところですが、ちょうど良さそうなキットがありました。「電脳伝説」のvintagechipsさんのSBC6303ルーズキット、スイッチサイエンスで購入できます。

これは基板のみなので部品は全て別途調達する必要があります。

SBC6303ルーズキット
まずは普通に組み立てます。TTLの573がすぐに出てこなかったので汎用ロジックは74HC00,74HCT138,74HC573とCMOSで固めています。

ROMは大量に手持ちがあるM5L2764KにLILBUGを書きこみました。

ターミナルを接続して電源を入れてみましたがLILBUGのメッセージが現れません。CMOSばかりだとリセットが正常にかからないという情報があるので手動でリセットしてみてもだめです。

RESETピンの電圧を確認しましたが、手動リセット時は問題なさそうです。

続いてEをみると1.2288MHzのクロックが出ているので水晶も正常に発振しているようです。

念のため部品の付け間違いも再確認してみましたが問題ありません。

行き詰ったので食事をとったりして落ち着くことにします。父が入れ歯を壊してしまって噛めないので今日はキーマカレーを作ってみました。

ふとROMが気になってµPD27256DにやはりLILBUGを焼いて差し替えてみると、あっさり動作するではないですか。それではということでHN4627128G-25で試しても動作します。

持っているのが古いROMばかりなのでTL866Aが対応していません。同容量のデバイスを選択しておいてVPP電圧などを手動で変更して書き込んでしまいました。

2764と27128の違いは26ピンがNCかA13かです。キットではこれはVCCに繋がっているのでこれが原因でしょうか? 2764/27128どちらも使えるようにA13を接続することはよくあります。これがHでも読めたように記憶しているのですが...

もう一つ別のM5L2764Kに焼いてみると...

正常に動作するではないですか。試しにTL866Aで2つの2764の内容を比較してみると一致しました。

となると原因は何でしょう?

  • 出力電圧レベル等の差
  • アクセスタイムの差

宿題ができてしまったようです。

このあと本来の目的であるMC6803の確認なのですが、このままだとMPUクロックは1.2288MHzなのでオーバークロックになってしまいます。今は4.9152MHzの水晶が付いているので、半分の2.4576MHzに替えればシリアルのクロックも半分になってROM書き直さなくて済みますね。

水晶と74LS573を入手したら試してみるつもりです。

参考文献・関連図書: 
HD6303R,HD63A03R,HD63B03Rデータシート, Hitachi.
鈴木哲哉(2018)『SBC6303技術資料』
M5L2764K,-2データシート, Mitsubishi Electric.

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