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Seagate ST32430N


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今回のものは先日のMaxtor 7213ATと一緒に出てきたHDDです。

ST32430N
Seagate製のST32430N、ラベルには型番の「ST32430N」以外のユーザ向け情報はありませんね。容量すら書かれていません。

「Warranty void if seal is broken」の警告はやたらと書かれています。

コネクタ部
ここにも警告があります。

右の4ピンの電源コネクタはいいとして、インターフェイスのコネクタは40ピンではなく50ピンです。これはSCSIのドライブです。

基板
それでは本サイト恒例、基板上のデバイスを見ていきましょう。

左上のラベルの貼ってある2つの32ピンPLCCはファームウェアのROMと思われます。ラベルに「HI」と「LO」がありますから、×8bitのROMを二つ並べて16ビットバスに接続しているのでしょう。
右のCF64149PGJは正体不明です。
次はこの写真ではよく見えませんが実物を見るとMotorolaのXC74764KFU、これも詳細不明ですがMotorolaで「XC」ということは...

下の段にいって左から、KM68257CJ-25は32k×8bitの高速SRAMですね。ROMが16ビットでこれが8ビットということはCPUとは別のバッファかもしれません。
TIのD11497PNもよくわからないのですが、TMS320CxxシリーズのDSPかもしれません。「D11497PN」で検索するとダイの写真が出てきます。

IntelのS80C196KC20はMCS96という16ビットのマイクロコントローラの一員です。その中でROM無しのモデルになります。最初のROMはこれ用のファームウェアの可能性が高いですね。またバス幅が可変(起動時に決定ではなくアクセスごとに切り替えられる)なので8ビットのRAMもこれに接続されている可能性もありますね。
STマイクロのT-AL80753とその右のSeagateロゴのICも不明です。

右側のL6238SQは12V Sensorless Spindle Motor Controler、これは名前の通りの用途でしょう。

左下のHY514260JC-70は256k×16bitのDRAM、これこそバッファでしょう。
右隣のSeagateの石は飛ばして、UC5601DWPはSCSI Active Terminatorです。

やはりHDDともなると汎用のデバイスは少なく、型番を追ってみてもわからないものが多いですね。それでも「もしかしてわかるかも」と思ってつい調べてしまいます。

さてドライブの型番から調べると容量2.1GBとのことで、7213ATより少し後の製品ですね。デバイスのデートコードから察するに1995年後半ぐらいのようです。


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