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MC145163は自身のRadioLifeの金字塔でした。

 38年前に共立さん(2階のみ時代)に、レジの上に吊ってある新着デバイスをふと見ると
「5V@30MHz BCD16ビット入力のみ」売値も消費税もない時代に¥980円でしたので、1個買ってみました。

 当時の高速プログラムカウンターは実験値20MHzのTC9122(BCD14ビット入力のみ)がありましたけど、¥1,000円超えていたかも?
無銭家だったので、秋月さんがCB用のPLLユニット@300円?で4つまとめて¥1,000円(この頃初めて秋葉原へ行き、通販でしか知らない秋月さんの店頭でドラム缶!に無造作に入れられていたのが、このPLLユニットです)のプログラムカウンター上限実験値3MHzのTC5080(BCD、バイナリー兼用8ビット入力)で遊んでいました。
TC-9122はIC-2Nで使用されていたのが、有名どころですね。
PLL方式の受令機もTC-9122かTC5080でクリコンでしたね。

 プログラムカウンターが扱えない周波数はクリコンで下げるorプリスケーラでして、クリコンが嫌いだったので、fstepがn倍になるけど、基準を下げて10kHzstepではなく1kHzstepとして、プリスケーラは安価なHD10551で1/10分周の144MHz台PLLを作ると、ロックアップスピードが遅く、さらにQRH・・
クリコンが最適でしたが、水晶の局発が微妙にQRH・・PLLなのにクリコンのせいでQRH!!と憤慨HiHi
PLLはQRHしないというのが自身のモットーです。

話は戻しまして
 入手したMC145163を早速実験してみると、30MHzはクリア、そこからVCOを調整していって、

40MHzクリア
50MHzクリア(6mの10kHzstepPLL機が簡単に作れる)
60MHzクリア
70MHzクリア
82MHzで分周しなくなりました

 当時TC9122とクリコンで不満?のミニFMの方へ、MC145163で78.5MHzが使えるよ~と紹介すると、そちらで大絶賛!!
6mAM機を試作している最中にFM機は故JA6BI田縁さんに先を越されてしまいました
それとは別に2MHz~80MHz10kHzstepのSGを作成して、MUG(ミズホ・ユーザーズ・グループ)の会報に掲載して頂きました。

その後RadioLifeは低調となり、PLLもアナデバのDDSがリリースされると、そちらへ・・
しかしDDSに飽きた頃?の10年前にSi5351とSG-8002で原点復帰でしょうか、PLLに戻りました。

Si5351やSG-8002はオールインワンですので、ループフィルターで悩むというのが懐かしいですね。
経験として、アクティブフィルターで何とか発振せずに、100kHzstepは出来ました(PDはTC-5081 カウンターは当時流行りの74HC)
パッシブは10kHzstepだったら、コンデンサー1個でも済む(JA7CRJ千葉さんより)ので苦労していませんが、50kHzstep以上はパッシブでは安定しなかったですね。

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