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Sharp PC-1248


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PC-8801シリーズの1台が出てきそうだったので取り出そうとしたら、横の隙間からこれが出てきました。
これを先に紹介したいと思います。

PC-1248 上面
シャープ製のポケットコンピュータ PC-1248です。使っていた記憶は無いので、どこかで不要になったものを貰ったまま死蔵していたのでしょう。

見てのとおりキーボードが平面でひじょうに操作しづらいものとなってしまっています。コストダウンのためなのか、防滴のような効果を期待したものなのか...
電源スイッチもスライド式ではなくて右上にONとOFFのボタンがあります。スライド時代はRUNとPROGのモードも一緒に切り替えていましたが、それもMODEボタンになっています。

PC-1248 底面
底面、シリアル番号はラベル表面が剥がれてしまい、読み取ることができません。

シャープのポケコンは伝統的に電池交換時に裏蓋をネジで外す必要がありましたが、この機種ではドライバ不要になっています。左側のフタは爪で簡単にあけることが出来ます。

左下と右上の溝はCE-125Sに固定するためのものです。

電池交換
電池のフタを開けると、いつものスライド金具が現れます。この部分の構造はPC-1261とほぼ一緒ですが、衝撃等でずれないようにロックが追加されています。

電池は入った状態だったのですが、電源は入らなかったので交換してみました。CR2032×2です。

電源が入った
電池交換したあとは「BUSY」が点灯して暴走状態となりキーが効かなかったのでリセットします。これも昔は底面にあったのですが、上になっています。そう頻繁に押すものではないと思うのですが。爪楊枝で突いたらゴム膜を貫通してしまったようです。ここにもゴムがあるということはこのキーはやはり防滴目的だったのかもしれません。

試しにBASICで数行のプログラムを入力してみましたが、あまりのキーの押しにくさにイライラします。

基板
動作が確認できたところで分解してみます。

電池ホルダはPC-1261等ではバネが基板に直接ハンダ付けされていたと思いますが、基板に押し付けているだけのようですね。
左上のツマミはコントラスト調整です。

中央のSC61720D15がCPU (というよりRAM以外のほぼ全て)です。ROMも内蔵しているはず。
右のμPD4364G-15Lは8192×8bitのSRAMです。BASICのMEMコマンドで表示される容量が7422バイトなのでそんなものでしょう。

裏蓋 内側
裏蓋の内側には圧電ブザーがあります。リード線が意外に短いので気をつけないと切ってしまいそうになります。
右側は電池ホルダですね。

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