MAS3507とDAC3550

出てきた中にはスイッチやコネクタだけでなく半導体もあります。

まずはMAS3507D、これはMP3デコーダICでDC-DCコンバータも内蔵しています。出力はI²Sなので後段にはD/Aコンバータが必要です。

MP-ROMの他、確かmpmanにも使われていたような記憶があります。mpmanの内部はまだ取り上げていないので近いうちに分解写真を撮りたいですね。

お次はDAC3550A、上記MAS3507Dと組み合わせて使うD/Aコンバータです。ヘッドホン用アンプも内蔵しています。

これらはMP3プレーヤキットにも使われていました。というかキットを作った後に自分でも作ってみたくなって購入したものです。途中まで作り始めた記憶があるのですが、例によって2つずつ購入していたのかもしれません。

このペアにちょっとしたマイコンとメモリを足せばプレーヤが出来てしまうという便利な石でした。この手のデバイスとしては最初期のものと言っていいと思います。

またMAS3507はMP3のみでしたが、後に対応フォーマットが増えた類似のデバイスがいろいろと登場しました。

最後はPCM1710U、結構有名なオーディオ用のD/Aコンバータです。

上二つと一緒に出てきたということはこれも若松通商さんで購入したものかもしれません。DAC3550の代わりに使えるか試そうとしたのかな、約20年前の話なのではっきりしたことは憶えていません。

裏側はピンの数だけ四角いくぼみが並ぶあまり見たことのない形状でした。

最近出てきたものシリーズは今回でいったん終わりです。次回はPLL関係を考えていますが、どうなることやら。