Mostek MK38P75
今年はLED Flasherくらいしか作っていない(アレを作った内に数えるのも……)のにまたいろいろ買ってしまい……
積みプロセッサ絶賛増加中です。
ということでこれ、Mostek社製のMK38P75/02Hです。
このMK3870ファミリは、F3850が単独では動作しない(専用のメモリF3851などかF3852/F3853といったメモリI/Fが必要)のをワンチップ化したものです。
大きく分けると以下の3種類があります。
マイクロプロセッサ・マイクロコントローラ等です。
今年はLED Flasherくらいしか作っていない(アレを作った内に数えるのも……)のにまたいろいろ買ってしまい……
積みプロセッサ絶賛増加中です。
ということでこれ、Mostek社製のMK38P75/02Hです。
このMK3870ファミリは、F3850が単独では動作しない(専用のメモリF3851などかF3852/F3853といったメモリI/Fが必要)のをワンチップ化したものです。
大きく分けると以下の3種類があります。
3つ目もまた32ビットRISCマイクロプロセッサです。
これはIDTの79R3071、いわゆるMIPSプロセッサです。1996年30週の製造かな。
MIPSプロセッサは以前MIPS R4700を取り上げたことがありました。なのになぜこれを買ったのかというとR4700は64ビットバスでありとても手に負えないからです。このR3071なら32ビット(マルチプレクスバスですが)なのでまだ現実的ですし、バイトイネーブルもあります。
i960やAm29000とは違いMIPSは仕事で何度も使ったことがあります。とはいえC言語で書いていただけなのでアセンブリレベルの話は初めてです。
先日の80960SAと一緒にいくつか他のものも買っています。今回はその一つです。
AMDのAm29000-25GC、専用の保護ケースに入った状態で送られてきました。
Am29000ファミリもi960ファミリと同様に1980年後半から1990年代中頃まで製造されていた32ビットのRISCマイクロプロセッサです。汎用コンピュータとして成功せず、組み込みメインだった点も似ていますね。
これも初めて絡むのでアーキテクチャの特徴を見てみます。
また変わったCPUを買ってしまいました。動かせそうもない代物ではありませんが、膨大な積みプロセッサが溜まっている中いつになったら着手できるものやら。
これはIntelのi960ファミリ、N80960SA16です。
i960ファミリはIntelが1980年代後半から1990年代中頃まで生産していた32ビットのRISCマイクロプロセッサです。
組み込み用途のあまり知名度のないプロセッサですが、このファミリの一員i960RDはPCに使われたこともあります。ATXに移行する直前ごろ、PCI×7+ISA×3といった巨大なATマザーボードがありI/Oプロセッサとして搭載されていました。これはI2O(Intelligent I/O)と呼ばれていました。
これまで触ったことのないアーキテクチャなのでデータシートから特徴を拾ってみます。
Twitter(現X)で旧ソ連の変わったICパッケージを見かけ、そういえば似たの持ってたなと探したらこんなものが出てきました。
このロゴはいつものサイトにも見当たらないので不明ですが……
このКР1816ВЕ35はIntel 8035のクローンのようです。製造は1988年1月かな。
8035自体は以前MCS-48 2種でNEC製のを取り上げていますし大量に使われた一般的なものですが、面白いのはそのパッケージというか色(材質)です。
プラスチックパッケージの色といえばほぼ黒、それ以外は無いといってもいいほどなのですが、これは茶色でしかもうっすら透けています。
前に書いたMC68HC11の予備として買ったんだったかな。
東芝のTMP68HC11A1Tです。
ところで東芝のマイコンというと何を連想しますか?
某氏が愛用していた4ビットのTLCS-47、以前試したこともある8ビットのTLCS-90、珍しい12ビットのTLCS-12、などの独自アーキテクチャがいろいろありました。
セカンドソースとしてはZ80ファミリがもっとも有名でしょう。MC68000ファミリも種類は多くありませんが作っていました。TRONチップも作っていたはずです。
そんな中でMC6800ファミリって印象はないんですよね。
そもそも国産のMC6800ファミリって日立がメインで富士通もそこそこ作っていたという感じで、東芝の名前は出てきません。いつ頃どんな経緯で作り始めたのだろう?
これも何かのついでに買ったまま忘れていたものですね。
ナショセミのNS32032E-6、1985年製のFマスク品です。
このNS32032というのはNS32016の外部バスを32ビット化したものです。MC68020がアドレスバスも32ビットになったのに対し、これはデータバスは32ビットになったもののアドレスバスは24ビットのままなのでアドレス空間は16MBです。
バス幅以外の機能面ではほぼ同等のようですが、データシートをパラパラ見ただけですので細部は不明です。
以前HD3-6402のコメントでもちょっと触れたので予想していた方もいるかもしれませんが、こんなものを入手できました。
さまざまな番号が記されていて正式な型番というのがよくわかりませんが、DEC J-11あるいはDCJ11などと呼ばれることが多いですね。
これは何かというと、PDP-11互換のプロセッサです。というかLSI-11(PDP-11をLSI化したもの)に使われたプロセッサです。
しばらく前にTwitter(現 X)でこのEMZ1001を購入された方がおりまして、それでどんな石なのだろうと調べているうちに欲しくなってしまい、遂にポチってしまったのでした。
Iskra社のEMZ1001、末尾「E」は動作温度範囲0~85℃のもののようです。
聞き慣れないプロセッサですが、これはAMI S2000の互換品です。というかIskraとAMIの共同開発らしいのですが、この辺り情報が少なく詳しくはわかりません。それでもEMZ1001とS2000が互換だというのは確かなようなのでS2000のデータシートを元にして書いていきます。
S2000ファミリは命令幅が8ビット、データ幅が4ビットのプロセッサです。
S2000は命令メモリとして1k×8bitのマスクROMを内蔵しており、内蔵ROMのみ・内蔵ROM+外部ROM・内蔵ROMを無効化して外部ROMのみで動作させることができます。
NS32016ボードのコメントにちょっと書いたようにNS32081 FPUを搭載してみました。
空きエリアに24ピンソケットを置いてNS32081D-10を載せます。
このFPUはたったの24ピンしかないのにバスは16ビットあります。接続は簡単でデータシートの通りにNS32016の同名の信号と接続するのみ、CPU空間のデコードを必要とするMC68881などよりシンプルです。あ、クロックだけはNS32201から引っ張ってきます。
ハードウェア的に接続出来たら次はソフトウェアですが......