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『BASIC言語解説書』


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ZZ86のマニュアルと一緒にこんなものも発見されていました。


タイトルから想像するにカシオ計算機のV-900なるBASIC搭載機があって、それ用のマニュアルのようなものなのでしょう。

聞いた記憶の無い機種なので検索してみたところ、カシオ公式サイトの「カシオの歴史」のところで「V-900」の名前を見つけました。1970年代のところに以下の記述があります。

1978(昭和53)年7月
パーソナルコンピュータ「V-900」販売開始(出荷8月)

1978年7月ということはPC-8001より約1年、MZ-80Kよりも数か月早い発売ですね。

残念ながら写真は見つかりませんでした。一体どんな形態のマシンだったのでしょう?

これは言語マニュアルであって取扱説明書ではないのでハードウェアに関する情報はほとんどありません。

CMTの動作制御文としてファイルをスキップするJUMPや巻き戻しを行なうREWINDなどがあるのでCMTは内蔵していたのでしょう。

オプション装着時のステートメントとしてプリントモードの指定などもあるのでプリンタも装着できたようですね。

うーむ、どんな外形だったのかますます見てみたい気がしてきました。

肝心のBASICについて気になった点をいくつか。

配列を用いて行列演算を行なうことができたようです。これはFORループで自分で書かなくても、100 MAT T=TRN(A)だけで転置行列が求められます。この辺りはカシオらしいと言えますね。

LINK文という馴染みのないものが。これ変数を残したまま現在のプログラムの一部を消去してCMTからプログラムを読み込んで任意の行番号から実行する、というもの。これ後のN88-BASICのMERGE文に近いですね。メモリが足りないときのオーバレイ用かな。

数学関数も充実しています。三角関数は通常 sin, cos, tan, atan くらいのところ、asin, acos, hsin, hcos, htan まで持っています。さらに角度も deg, rad, grad が切り替え可能です。さすが計算機のカシオといったところですね。


コメント

おぉ、ありがとうございます。
オールインワンだったのですね。電卓の延長と考えると自然なのかもしれません。

最小構成で135万円とはかなり高価だったんですね。
9900AということはTIのTMS9900かな。
数値の範囲が10E±99というのもカシオらしいです。

5年後のお値段十分の一以下のFP-1000と数値の範囲が一緒ですが、C82 BASICの文法とどの程度違うのか気になります。

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