Twitter(現X)でリレーをブザー代わりにする話を見かけたので昔のブザーとベルについて書いてみようと思います。
ブザーというと電子ブザーばかりになってしまいましたが、私が子供の頃はまだ電磁ブザーが使われていました。
これは電磁石で鉄片を引き寄せ、その動きによって直列に入っているスイッチを切る構造になっています。スイッチが切れると鉄片はバネで元に戻り再度スイッチが入る、という動作を繰り返すことによってビーという音を出します。
エナメル線と身近な材料だけで作ることができるので工作の題材としてよく選ばれました。組み立てキットも売られていましたね。モーターとともに子供向けの電気(電子ではなく)工作の定番の一つでした。
ただ鳴らすだけならそう難しくはなくとも大きな音を出そうとすると結構調整が必要だった記憶……
原理はいいから鳴らしたいだけなら、電源を接続するだけで鳴るモジュールも売られていました。
それでちょっと探してみたら下記リンクのHK-MB015Hというのが記憶にあるモジュールに似ているんですが、これ昔ながらの電磁ブザーがまだ残っているのかなぁ? 今度買ってバラしてみるか。
もっと大きな音が必要な場合はブザーの振動している部分から腕を伸ばしてお椀型のベルを叩くようにします。これはジリジリといった音です。あるいはモーターでハンマーを回転させて叩くタイプもありました。
後者は電池式の目覚まし時計に使われていました。昔壊れた時計をバラしたことがありますが、金属のお椀とモーターが入っていましたね。余談ですがムーブメントは機械式で、ぜんまいの代わりに電磁石を使っていました。水晶などは無くコイルで位置検出をしながら駆動していたようでした。1石か2石くらいの小さな基板が入っていたように思います。
このあたり現物が残っていれば写真出したいところなのですが……
残念ながら小学生の頃のものはあまり残っていないのです。
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