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TLP507A


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これ買ったのは30年くらい前だったと思います。

TLP507A
東芝のTLP507Aというフォトインタラプタです。赤外線LEDとホトトランジスタが入っているのはホトカプラと一緒ですが、間が切り欠きになっています。ここに何かの物体が入って遮光されたことを検知するセンサです。

以前メカ制御系のソフトウェアを書いていたころには馴染みのデバイスでした。マイクロスイッチなどと比べて動作に影響を与えないのでよく使われていたのです。
以前取り上げたものだとYD-380でライトプロテクトシール検出に使われています。おそらくヘッドの原点(TRK0)検出にも使われているのではないかな。

ちなみにこれは子供のころカードキーを作ろうとして買ったものです。これを並べて切り欠きのあるカードを認識させようとしたのですが、結局作りませんでした。

「T」ロゴが古いですね。「BL」はトランジスタのhFEランクのようにも見えますが、2002年版のデータシートには記載がありませんでした。「1G」はデートコード、買った時期を考えると1981年7月でしょう。

マーキングの右の面にある円形のくぼみはLEDマークです。

底面側
反対側から見るとLEDのスリットが見えます。

この写真ではよくわかりませんが、足の根元には A(Anode), K(Kathode), C(Collector), E(Emitter)の刻印がありました。

TLP801A
類似のTLP801Aもありました。こちらには取り付け用の穴が用意されていませんね。

いつ買ったものかわかりませんが比較的新しいものらしく東芝ロゴが新しいです。LEDマークも底面の刻印もありませんが、LEDとホトトランジスタの回路記号が上面に刻印されていました。
やけに親切なのは手実装することが多いからなのでしょうか?

参考文献・関連図書: 
TLP507Aデータシート, Toshiba.
TLP801Aデータシート, Toshiba.
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