2021-07-20 22:12 — asano
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久しぶりに組んだのでPC用のネジなどを保管していたパーツケース引っ張り出したんですが、その中からこんなものが出てきました。
AMIBIOSのROM、「386DX ISA BIOS」とあり80386DX用のものです。
この頃はどこのマザーボードを購入してもBIOSは大抵このAMIかAwardのいずれかが載っていました。他にPhoenixも有名でしたが私は実機を見た記憶がありません。
パッケージはセラミックのようですし、ラベルの下から遮光シールが見えていますのでUV-EPROMのようです。左に白線があるのでFairchild(時期的にNational Semiconductorの頃かも)と思われます。試しにTL866AでIDを読んでみたところMfr=8F, Dev=85だったのでFairchild NM27C512でした。
もう一つ、こちらは80486用のものでした。
これはプラスチックなのでOTP-ROMかFlash ROMと思われますが、まだ時期的にOTPの可能性が高いかな。IDを読むとMfr=C2, Dev=91だったのでMacronix MX27C512、予想通りOTP-ROMでした。
最後はこれ、本当にBIOS ROMなのかもはっきりしませんが、DTKというのがPCメーカであることと386と書かれていることからおそらくそうなのではないかと。
H/Lの2個構成になっているのは珍しいですね。
これは以前チップの型番を特定しようとラベルの一部を剥がした跡があり、STMicro M27256-2FIとわかります。
これは今度中身を読んで本当にBIOSなのか確認してみたいと思っています。
以前ここで取り上げたASUS P/I-P55TP4XEやTYAN S1562などのマザーボードにはどれもBIOS ROMは搭載されたままでした。ROM単独であるのはマザーボード本体は廃棄してしまったのだと思います。
ただ初PCは486DXだったのに何で386の持っているのだろう?
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