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INS8070


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INS8073のBASICでユーザが用意したコンソール入出力ルーチンを使う方法を予定していましたが、到着を待っていたCPUが届いたので先に取りあげることにします。


National SemiconductorのINS8070、そもそもINS8070ボードを製作した目的のデバイスです。

製造は1983年の26週のようですね。

INS8073が8051やTLCS-90などのように内蔵ROMを切り離せれば良かったのですが、データシート見るかぎりできそうもないのでROM無しのINS8070を探し出すことになりました。現役の頃はどうだったのかわかりませんが、現在ではTiny BASICのROM入りのINS8073の方が安くまた入手も容易です。


裏側のこのマーキングはNational Semiconductorのいつものパターンですね。リマーク品で裏まで細工しているのは少ないのでこれがあると少し安心できます。

さてこのINS8070、内蔵ROMが無いこと以外はINS8073と同一です。

バスは使用権にかかわるNBREQ, NENIN, NENOUTが特徴(単独で動かすなら対処は簡単)ですが、それ以外はノンマルチプレクスのアドレスとデータにNRDS, NWDSとZ80辺りの経験があれば動かすのは難しくはありません。

64バイトのRAMを内蔵しているのでちょっとした用途ならROMを接続するだけで使用できます。

I/Oは入力が2本と出力が3本ありますが、さすがにこれでは不足する場合が多いでしょう。でもバスは一般的な80系バスなので8255などが使えるでしょう。

参考文献・関連図書: 
”INS8070-Series Microprocessor Family", National Semiconductor.
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