ちょっと古い水晶
ちょっと古い水晶振動子を見つけました。
カラーサブキャリア周波数 3.579545MHzの水晶振動子です。数が作られたことで安価で入手しやすかったのでビデオと関係の無い用途にも使われました。PC用のクロックIC(PLLでCPUやPCI用のクロックを生成する)でもこの4倍の14.31818MHzを基準にしているものが結構ありましたね。
自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は
など様ざまです。
特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。
ちょっと古い水晶振動子を見つけました。
カラーサブキャリア周波数 3.579545MHzの水晶振動子です。数が作られたことで安価で入手しやすかったのでビデオと関係の無い用途にも使われました。PC用のクロックIC(PLLでCPUやPCI用のクロックを生成する)でもこの4倍の14.31818MHzを基準にしているものが結構ありましたね。
本体はガス式ハンダゴテと一緒に見つけていたのですが、関連パーツを捜索していました。
ミニリュータ本体、最初に発見された状態です。先端には工具がついたままでした。
これ「ルータ」と呼ばれることが多いですが、「ルータ」って本来違う工具(刃物を回転させるという点で似ているといえば似ていますが)を指しているはずなのです。最近はもう定着しているのでしょうか?
私はずっとリュータって呼んでいますが、これも厳密に言えば商標らしいです。
電源はACアダプタではなくAC 100Vを直接です。
回転数は無段変速になっています。持ったまま調節できないのがちょっと残念です。
こんなキットも発見したのですが、何のキットなのでしょうか?
「ELEHOBBY」とありますから嘉穂無線ですかね。
外部への配線はすべて切られていますが、「SP」はスピーカと思われますから何らかのサウンドでしょうか? ジャンパピンは選曲用で、これもオルゴールでしょうか?
ICのGSE3568で検索してみると「バトルサウンド」と呼ばれる効果音発生キットみたいです。残念ながらICのデータシートは発見できませんでした。
回路はシンプルそのものです。奥の150kΩは周波数の調整用、ケミコンは電源に並列に入っています。データシートが無いので想像ですが、ほとんど参考回路そのものなのでは無いでしょうか。
以前取り上げたTL7700に続いて3端子のも出てきました。
ミツミのPST518Aというリセット用ICです。
電源電圧が4.2±0.2Vまで下がるとリセット信号(オープンコレクタ)が出力されるというものです。検出電圧から考えて5V用ですね。オープンコレクタ出力なのでリセットスイッチと並列に接続することができます。
最近ではEEPROMに取って代わられてあまり使われなくなりましたが、SRAMをバッテリバックアップするときのCS制御にも良さそうです。
パッケージは2SC1815などと同じTO-92です。古いデバイスなので表面実装タイプはないようです。検出電圧を4.4±0.2Vに変更したPST518B、出力を2系統にしたPST519Aもあります。PST519は8ピンDIPですね。
こんなリレーも出てきました。
持っている中では最大クラスのリレーです。
左側が電磁石、右側に並んでいるのが接点です。何回路入っているのでしょう?
コイルのところに型番などがあります。
ナショナルのロゴがありますね。写真では角になって読めませんが「松下電工」の文字もあります。
「AE3271」が型番でしょうか。
74シリーズTTL末期のALS(Advanced Lowpower Schottky)が見つかりました。
Texas InstrumentsのSN74ALS645A-1Nです。「ALS」が反転文字になっていますね。
74ALSは74Sに迫る遅延の少なさと、74LSより少ない消費電流を兼ね備えたデバイスです。同時期に遅延半分・消費電流倍の74ASも登場しています。この後はCMOSへ移行(冒頭でTTL末期と書いたのはこのため)したのであまり馴染みの無い人が多いかもしれません。
私も74ALSは学生の頃は値段が高かったからかほとんど使わず(MC68kボードの74ALS00はジャンク屋でスティックを安く買ったはず)、仕事ではもっぱら3.3V系のCMOSばかり使っていたので、あまり使ったことは無いですね。
しばらく前から探していたガス式ハンダゴテをやっと見つけました。
コテライザー AUTO mini、自動着火でもっとも小型のタイプです。買ってからだいぶ経っていると思いますが現行機種のようですね。
青色の部分がタンクになっていてブタンを主成分とするガスを入れて使います。白い大きなものが点火スイッチで、すぐ下には火力調整のレバーがありますね。
コテ先はもちろん交換可能で、コテ以外にもホットブローとしても使用可能です。右上に写っているのがそうで、確か標準の付属品だったと思います。どちらかというとコテとしてよりホットブローの方が重宝しましたね。
オルゴール (SVM7910使用)でもう一つくらい7910持っているはずと書きましたが、やっと3つ目を発見しました。
左の7910Xが新たに発見したもの、右側の7910Mと7910CFは以前お見せしたものです。
モールドの形状はそっくりですが、マーキングは少しずつ異なっていますね。左のはフォントがちょっと小さく、下のCFはロゴとJAPANが入っています。デートコードがわからないので製造時期は不明です。
先日のPC-MA-K30ですが、いつものように中を覗いてみましょう。
まずはコードの根元のネジを外します。
これで小さなカバーが外れます。
私はそのままにしましたが、コードが邪魔ならコネクタを2つ外せば分離することができます。
先端のゴムのカバーはツメと両面テープの併用で固定されていましたが、両面テープの糊はパリパリになっていて簡単に外れてしまいました。
本体はカバーで隠されていたネジを1つ外せばあとはツメで固定されているだけです。
最近では大物の出土は滅多にありません。今回のも超小物ですね。
Texas InstrumentsのTL7700CP、電源監視回路いわゆるリセットICです。
「J345A」がデートコードなのですが年が1桁なので1983年なのか1993年なのか不明です。さすがに1973年ということは無いはずですが、2013年というのは可能性あるのかな。
トランジスタ技術1983年6月号に『電源電圧監視用IC TL7700シリーズ』という記事がありました。確認したら今でも製造販売されているので息の長いデバイスですね。
プライベートではこの手のICは使わずにC,R,Dで済ませてしまうことが多かったですが、なぜか持っていたようです。
かすかな記憶では正負両論理の出力があったようなのですが、データシートを確認すると負論理のみでした。念のためトラ技の記事を確認すると記憶の通り正負の出力があります。
どういうこと?