どこでもドア (製作編)
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たまには過去の遺物ではないものを選んでみます。
「どこでもドア」と言っても某「国民的マンガ」に登場するどこにでも行けるドアではなくて、どこにでも置けるドアです。
どこにでも置けるとはいっても平面のドアだけでは自立しません。開閉によって重心が移動しますし、衝撃もあります。狭い部屋なので前後に支えを出すのも出来れば避けたいところです。
個人的に製作してきたものの紹介です。
電子的なものがほとんどですが、そうでないものも出来るだけ出していきたいと思っています。
回路図、ソースコードなどは出来ればすべて載せたいのですが、以下の理由で難しいものが多いです。
残っていないのではなく、そもそも書かないことが多かったためです。
もちろん仕事ならば書きますが。
特に古いものでは雑誌など掲載のものをベースにしているものがあり、オリジナルと分離できないものは公開できません。
5インチや8インチのフロッピーだったり、PC-9801フォーマットだったりして読むのが難しいものがあります。
たまには過去の遺物ではないものを選んでみます。
「どこでもドア」と言っても某「国民的マンガ」に登場するどこにでも行けるドアではなくて、どこにでも置けるドアです。
どこにでも置けるとはいっても平面のドアだけでは自立しません。開閉によって重心が移動しますし、衝撃もあります。狭い部屋なので前後に支えを出すのも出来れば避けたいところです。
今回はMC68kボード (概要編)で紹介したボードに搭載したソフトウェアの話です。
CP/M-68K上で動作させたソフトウェアまで含めるとキリが無いので、ボード上のROMに書き込んだものに限定します。そうするとモニタ、Tiny BASIC、CP/M-68Kの3つになります。
【モニタ】は最初に動かしたもの(ハードウェアのテスト用の無限ループ等を除いて)になります。ベースは「トランジスタ技術」誌の1985年4月号にアセンブラソースが掲載されたものです。その後少しずつ機能を追加して行き、MPUをMC68010に変更したときは対応するための修正をしています。
ただMC68kはバイナリを見ながらデバッグするような代物ではないので、もっぱらハードウェアの確認用に使用することが多かったです。後述のTiny BASICのデバッグ時も机上で行ってROMを書き換えてしまうことが多かったです。
今までに個人的に製作したボードの中で最も役に立ったのはこれです。
モトローラのMC68kシリーズを使ったマイコンボードです。
作り始めたのは私が高校生だった頃、PC-9801シリーズが欲しかったけれど買うだけのお金はなく、たどり着いたのがこのボードです。プログラミングのためと割り切って、CPU周りのみ製作してI/Oは手持ちの8ビットパソコンを利用するという手で規模を絞っています。
最終的なスペックは以下の通りです。
初めて作ったマイコンボード、Z-80ボード1号機、の部品です。残念ながら現物はバラして部品取りにしてしまっているので現存しません。
中1の夏休みに作り始め、何とか動作するところまでこぎつけましたが、やはり実用性は無く、あまり使わないままばらしてしまったと記憶しています。
タイトルの「形見」というのはボード自体は残っていないけれども、ボードに使われていたであろう部品を発見したということです。
これはデータの表示に使っていた7セグメントLEDのためのデコーダ、F9368です。0~9のBCDをデコードできるものは多くありますが、0~9に加えてA,b,C,d,E,Fも含めたHEXのデコードができるのは知る限りこれだけですね。
デバッグしながらROMを書き直すのが面倒になって作ったROMエミュレータ、ですが製作後ROMを使う機会が少なくなってしまいました。
中央が本体、右の子基板はPCのシリアルと接続するためのRS-232レベルコンバータです。左のクリップはPCからアクセス中にターゲットをリセットするためのもので、アクセス中はROMとしてターゲットから正常なアクセスはできないからです。ちゃんと切り離してはいるのでリセットしなくてもバスが衝突したりはしません。
製作するに当たって目標とした仕様は以下の通りです。
対象とするROMは27256のみに絞ることにしました。