FNW-9800-T と FNW-9802-T
よく似たネットワークボードが2枚まとめて出てきました。
まずは1枚目、FNW-9800-Tです。幸いマニュアルはまだ公開されており、日付から1999年の発売と思われます。
コントローラはADMtekのAL981というもの、残念ながらこれのデータシートは見つかりませんでした。
左のHSIP-005は絶縁のパルストランスですね。右端にはブートROM用と思われる32ピンソケットがあります。他にはMACアドレスなどのEEPROM 93LC46も見えますね。
典型的なPCIのネットワークボードです。
ブラケット部は8P8Cのコネクタ以外にLEDが三つ。
Fairchild F3853
昨日のF3850と組み合わせて使うメモリインターフェイスも手に入れました。
F3853 SMI(Static Memory Interface)です。末尾「C」ですから動作温度範囲0°C~+70°Cの民生用ですね。1980年のフィリピン製。
前回書いたようにF3850 CPUにはアドレス回路が入っていません。Program Counter, Stack Register, Data CounterのアドレスレジスタはF3851, F3852, F3853, F3856が持っていて、CPUからはコマンドで設定・参照するようになっています。16ビット長なのでメモリ空間は64kBとなります。
Fairchild F3850
以前Twitterで「売ってるよ」という情報があってその時は思いとどまっていたのですが、結局買ってしまいました。
FairchildのF3850、F8ファミリの一員のCPUです。
末尾が「L」なので動作温度範囲が-40°C~+85°Cのいわゆる産業グレードですね。1982年製です。
このCPUはアドレス回路(レジスタもバスも)を持たないというちょっと変わった構成になっています。それらは別のメモリインターフェイスユニットにあり、最低でも2チップが必要となります。
ICL7137
いつもマイコン関係のデバイスが多いですが、こんなものを見つけました。
HarrisのICL7137CPL、パネルメータ用のA/Dコンバータです。これはLEDをドライブ可能ですが、姉妹品にLCD用のICL7136CPLというのもあります。
3½桁のA/Dコンバータに7セグメントデコーダ・ドライバを合わせたものです。ピン数が多いのはスタティック点灯だからですね。LED用はドライバに電流制限回路を内蔵しているので抵抗器なしで直結できます。LCD用も交流駆動になっていてやはり直結可能です。
アナログ系は発振回路と積分回路のC,R、入力・基準電圧のRが必要です。
以前は秋月電子通商でLED版・LCD版ともにキット化されていました。これもおそらくはキットとして入手したものと思います。その後 LED版キットが販売終了となってしまい、最終的にはLCD版も終了となってしまいました。
Universal Monitor Z8
先日のROMエミュレータを2732には去年作ったZ8613ボードにモニタを移植するのが目的でした。
とりあえず基本的な機能が動くようになりましたので、試しているスクリーンショットを載せておきます。
まずは0FFF8H~0FFFFH,0000H~0077Hまでのメモリダンプ、次のHコマンドでCが表示されているのでこれはプログラム(コード)メモリ空間です。
次にHRコマンドでレジスタファイル空間に切り替えてから内容を書き換えて確認したところです。上とアドレスが一部重なっていますが、内容がまったく違っていることがわかると思います。
現時点で実装されているコマンドは以下です。
ROMエミュレータを2732に
ROMエミュレータを2732として使いたくなったので...
当初は簡単に済ますつもりでした。28ピン⇒26ピンにダイオード入れるだけならソケットに挿す部分に取り付けられます。
ただそれだと使わなくなるアドレス A12~A14 がフロートになってしまいます。メイン基板にはプルアップを追加するスペースはもう無いし、実用品なのであまり空中配線はしたくありません。
そこでソケットに挿す子基板ごと作り直してしまいました。
VMEバス用のユニバーサル基板
とても高価そうなユニバーサル基板が出てきました。未開封の新品です。
どちらが表面なのかがわかりにくいのですが、SPARC CPU-1E/4と見比べてみるとこちら側が部品面(表面)だと思われます。
大きさは約22cm×23.5cmあります。手前側のP1,P2にはそれぞれ32×3ピンのコネクタが付くようになっており、VMEバス用で間違いなさそうです。
中央エリアのパターンは一般的な100mil格子の蛇の目ですが、5列ごとに電源とグラウンドらしき穴が並んでいます。一つおきにランド形状が変えてシルクもあるので電源とグラウンドが交互に接続されているのでしょう。ということはこの基板は最低でも4層基板ということになります。
P1とP2の間の「MVX-06AW-220M」が型番、「220」はサイズでしょうか。