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SPARC CPU-1E/4


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ジャンクで入手したSparcの載ったボードです。


調べてみたところForce Computers製の「CPU-1E/4」というボードで、SunのSparc Station 1の互換ボードらしいです。
バスはPC等では馴染みの無いVME Busというもの、産業用などによく使われていたものです。信頼性重視でカードエッジコネクタではなくしっかりしたコネクタが付いています。写真奥の2つの白っぽいのがそれですね。


これはパネル面、左右についているツマミのようなものはボードをスロットから抜くためのもので、単純に引っ張るだけではなく梃子の原理でコネクタを抜くようになっています。
パネルのコネクタは左端が50ピンのSCSI、隣がDSub15ピンでキーボードになっています。次もやはりDsub15ピンですがこちらはEthernetですね。コネクタ本体は同じですが、ロック機構がキーボードはネジ式でこちらはスライド式になっています。
次のSERIAL BはDSubコネクタの15ピン(3列)、右端にはSERIAL Aもあります。PCではシリアルは9ピンですが本来は25ピンです(モデムや昔のパソコンではDSub25ピンが多いです)。9ピンは非同期に必要な信号しかないので、同期通信のためのクロックを追加したくて、それでもパネルの幅は規格で決まっているので小さいコネクタを採用したのでしょうか。ピン配置等の詳細は不明です。
間のトグルスイッチはリセットです。上に倒してもバネで戻るようになっています。その下にLEDと書いてあってパネルの下が切り欠かれていますね。でもLEDらしきものは見当たりません。


裏面にも多くの部品が実装されています。裏面にパターンは少ない割にはスルーホールは多いし全面にこれだけ密集しているということはかなりの多層基板であることが想像されます。
左下にRESETスイッチのレバーが見えていますが、その上に白い四角が8つ並んでいるのがパネル面からはわからなかったLEDです。これがパネルの切り欠きから見えるようになっていたのでした。


MPU付近のアップです。
右端のWeitek 3170A-020-GCDはFPUです。このWeitekという会社、様々なプロセッサ用のFPUを製造していたようでMC68000シリーズや80286, 80386, 80486用のものも出していました。
中央のMB86901Aは富士通製のSparc MPUです。パッと見MPUらしくありませんね。
左側に2つ並んでいるAM85C30-8JCは前にZilog Z85230 ESCCで紹介したZ8530のAMD製のものです。


中央のAM7990JCはAMDのイーサネットコントローラ、上のAM7992BDCはマンチェスタ符号のエンコーダ・デコーダです。7992の方はセラミックパッケージのようですが、大食いだったのでしょうか。
7992の右の黒い四角のものは絶縁用のパルストランスです。


最後のMK48T02B-25はTIMEKEEPER RAMと書いてありますね。RTC(Real Time Clock)と2kBのRAMを内蔵の電池でバックアップしています。電池が入っているから「DO NOT DISPOSE IN FIRE」なんですね。RTC用の水晶振動子も内蔵しています。
今ではEEPROMに格納するのが当たり前のMACアドレスですが、Sparc StationではこのRAMに記録されていました。長期間電源を接続せずに保管していると電池が切れてMACアドレスが失われることがよくありました。

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