uPD71611CとuPD71613C

05/23/2021 - 23:32 — asano

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予告どおり昨日のV60用のサポートチップを取り上げます。


一つ目はこのμPD71611C、クロックジェネレータです。

8086用の8284にそっくりで以下のような機能を持っています。

  • 水晶発振回路(外部クロックも可)
  • リセットの波形整形
  • READYの波形整形
  • プログラマブルなウェイト挿入

最後のウェイトだけが新機能ですね。

発振回路と外部クロック入力をピンで選択しなくてはならないところまでそっくりです。

NEC uPD70616

05/22/2021 - 22:48 — asano

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これ前から買おうか迷っていたものなんですが、いろいろあって買ってしまいました。


NECのμPD70616R-16、V60といった方が通りがいいかもしれませんね。

1988年製の16MHz版、とはいえ16MHz以外のものは見たことありません。

16ビットのVシリーズはV20, V30がインテルの8088,8086の改良版、V40, V50はそれに周辺デバイスを集積して組み込み向けにしたものでした。他にもV25, V33などの派生品もありますが、いずれも8086上位互換の命令セットでした。

シュリンクDIP版 HD64180

05/16/2021 - 23:39 — asano

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何度か書いていますが、デバイス購入時に複数のパッケージが選べる場合は原則としてユニバーサル基板で使いやすいかを基準にしています。そういう意味でシュリンクDIPは避けているのですが...


Z80180-Z80 ADAPTER for SBCZ80は前に組んだPLCC版だけではなくシュリンクDIP用のものもあります。専用基板があるなら避ける理由は無いので買ってみました。

HD64180ZP8、Z80ペリフェラルとの接続を考慮した「Zバージョン」のシュリンクDIP版です。

PLCC版と基本的には同じものなのですが、ピン数(PLCCは68ピン・DIPは64ピン)の関係でアドレス空間は1MBではなく512kBになっています。

早速アダプタを組んでみます。

H8/532

05/13/2021 - 23:55 — asano

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H8/500シリーズは以前H8/536を取り上げました。しかしあれはLCCパッケージで特殊なソケットが必要なのでPLCCのを調達しました。


「YEAMHR532X64」という変わった型番が付いていますが、納品先の型番と思われます。これはマスクROM品なのでこういうところは融通が利くようです。

下の行の6435328CP10というのが「HD」が省略されていますが日立の型番ですね。532はH8ファミリの最初のデバイスじゃなかったかな。

E26は内蔵ROMのマスクを表しているのでしょう。6B1は日立のデートコードで、1996年製と思われます。

何か付いてるDIPソケット

05/08/2021 - 23:27 — asano

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SBC1802ボードに載せるCDP1806を探しているときにこんなソケット見つけました。


何の変哲もない40ピンの平ピンDIPソケットのように見えますが、よく見るとピンの列の間に何かパーツが付いていますね。


裏返すとそのパーツは4ヶ所のツメで固定されていることがわかります。

ピンを曲げないように注意してツメを外してみました。


ハシゴのような形状をしています。

SBC1802

05/04/2021 - 22:42 — asano

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またもや 電脳伝説@vintagechips さんのボード、SBC1802です。


しばらく前に基板入手していたのですが、SuperHやらH8やらやっていて後回しになっていました。部品はほぼ手持ちでそろったので一気に組み上げたところです。

27256は十分持っているので焼いてもよかったのですが、とりあえず手持ちのROMエミュレータを載せています。

いつものように搭載部品を見ていきます。

ネクタイピン

05/03/2021 - 22:48 — asano

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父の書斎からこんなネクタイピンが出てきました。


ICチップの入ったネクタイピン、子供のころ見せられた記憶があります。

ただいつ頃だったかの記憶があいまいなんですよね。1980年代の初めごろかなぁ。


裏側にはNECの旧ロゴがありました。

ロゴが切り替わったのは1992年なので時期の特定にはあまり役立ちません。

半導体に限らずあちこちの工場に見学に行っていたようなので、その際に記念品としてもらったものではないかと思います。

SL1960の判別

05/01/2021 - 23:04 — asano
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Z8S180 SL1960の最後で判別する方法を探すと書きましたが、とても簡単でした。

1992年の"Volume I Databook"にはZ80180とZ8S180の違いの記載があり、まだ新版が出るはるか前なので、Z80180(HD64180Z)とZ8S180 SL1960の相違点がわかります。

一方テクニカルノートTN005301-0506にはSL1960と新Z8S180の相違点が載っています。

この2つを参考にSL1960の判定を追加してみました。以下のコードはOMCRによってZ80180以降と判定されたところからです。

Signetics N8X350F

04/29/2021 - 23:47 — asano

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N8X350は前にも取り上げましたが、別ルートから入手したものもありました。


以前取り上げたものは1989年製のプラスチックパッケージのものでしたが、これはもっと古い1980年製のCERDIP品のN8X350Fです。

なんかスタンプしたみたいなマーキングですね。しかもインクを付けすぎたように広がってしまっています。


裏面にも型番のマーキングありました。「-T4PC」は何の意味でしょう?