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SBC1802


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またもや 電脳伝説@vintagechips さんのボード、SBC1802です。


しばらく前に基板入手していたのですが、SuperHやらH8やらやっていて後回しになっていました。部品はほぼ手持ちでそろったので一気に組み上げたところです。

27256は十分持っているので焼いてもよかったのですが、とりあえず手持ちのROMエミュレータを載せています。

いつものように搭載部品を見ていきます。

CPUはCDP1802指定ですがほぼ上位互換品のCDP1806を積むことにしました。既にCDP1802で動かしている方は散見されるので違ったもので動かしてみたかったのと、こちらがすぐに出てきた(CDP1802も出てきました)からです。

CDP1806はCDP1802では可能だった内部とI/Oで電圧を別にすることができなくなっていますが、SBC1802は5V単一電源で動作しているので特に問題はありません。ハードウェア的にはそのまま挿し替え可能です。

ソフトウェア的にも上位互換なのですが、一点心配していたのはUARTがソフトウェア実装になっていることです。命令の実行クロック数が減っていたりするとシリアルが正常に動作しない可能性があります。データシートをざっと比較した限りでは大丈夫そうだったので実際に試すことにしました。もしダメならCDP1802に載せかえることにします。

クロック回路はEXO-3が手に入ったので使用しました。秋月に在庫があるうちは1.79MHzの水晶を探すより入手性は良いと思います。最終手段はパターン切ってSG-8002DC搭載ですかね。

LEDは部品が無かったので当面未実装です。実はLED自体はあったのですが、820Ωの抵抗器がありませんでした。1kΩあたりで代用するかとも思いましたが無くても困らないので後回しです。

ROMは前述のようにエミュレータ、撮影に邪魔だったので外してあります。


裏側には特に部品はありません。CPUの信号名がシルクで入っているのは地味ですがありがたいですね。SBCF8ではI/Oボードで大変お世話になりました。

ハードウェアができたところでソフトウェアですが、datapackのMCBASIC3.binをエミュレータにロードして動作確認が取れたところです。

いつもならここでUniversal Monitorの移植なのですが、まったくの新規CPU(それもかなり癖のありそうな)でいきなりソフトウェアUARTというのはかなりハードル高そうですね。EMILY Board向けのCDP1802ボード作ったほうが早いかもしれないなぁ。

参考文献・関連図書: 
鈴木哲哉(2021)『SBC1802技術資料』
CDP1802A,CDP1802AC,CDP1802BCデータシート, Intersil.
CDP1805AC,CDP1806ACデータシート, Intersil.

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