記録メディア

スマートメディア

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メモリカードの中でSDカードやメモリースティックは今でも使われていますが、スマートメディアは過去のものと言ってもよいでしょう。

スマートメディア
発見したスマートメディア、切り欠きから3.3V仕様のものとわかります(5V仕様なら切り欠きは右側)。

スマートメディア RAWアクセスツールでも書いたように半導体の特殊パッケージ扱いなのでマーキングも半導体と似ています。「JAPAN 9907HAK」の9907はおそらくデートコードで、1999年製ということでしょう。

ソノシート

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今回出てきたのはソノシートです。

最近の人にはわからないかもしれないので簡単に説明すると、柔らかい素材で作られたレコード盤です。安価に製造できるのと、柔軟性があって曲げられるので、雑誌の綴じ込み付録によく使われました。

円形ソノシート
これはパソコン雑誌「PiO」の1986年4月号の付録の円形のソノシートです。紙の封筒に入っていて、封筒が雑誌に綴じ込みになっていました。

スマートメディア RAWアクセスツール

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これは昔製作したスマートメディアにRAWアクセスするためのツールです。

RAWアクセスツール
緑のサブ基板がスマートメディア用のソケットが載っているピッチ変換基板、裏側にソケットがあるのでスマートメディアはそこに挿入します。
左奥はシリアルのコネクタでPC等に接続します。
隣の黒いジャックはACアダプタ用です。

基板 表側
基板の表側、ピッチ変換基板を外したところです。

PQI DiskOnModule

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SSDのご先祖様のようなデバイスが出てきました。

FD064 表面
メモリカード等で有名なPQI製のDiskOnModule®の64MB品です。

見つけた資料(2002年)によると「HDDのように使えて、振動や高温の問題の無い」とのことなので、工場等の制御用PC向けなのでしょうか。一応4MBから512MBまでラインナップされていますが、15年前ということを考えると512MB品などは簡単には使えないほど高価なものだったはずです。

コネクタは40ピンでインターフェイスはIDE (P-ATA)になります。マザーボード上のIDEコネクタに直接挿すことを想定しているのか、メスコネクタです。
左上についているループ状の線はMaster / Slaveの切替で、挿しているとMasterで抜くとSlaveになります。

LETTER MEMORY 8 (分解編)

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LETTER MEMORY 8ですが、せっかくなので分解してみました。


まずは誰でも開ける電池カバーから開けてみました。
使用電池はCR2025、CR2032ならPC-1350本体と共通だったのですが、さすがに薄型です。


続いて裏蓋を開けてみます。
スライド式のシャッターは裏蓋と基板の間に挟んであるだけです。基板の上には端子の部分以外に絶縁用の透明なシートが張られています。

ミニディスク

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MDのレコーダーに続いてメディア(ディスク)も出てきました。


MDのケースとディスクです。
外観は3.5インチMOディスクを一回り小さくした感じ、記録原理的にもMOディスクと同じです。

3.5インチMOディスクは挿入方向にシャッターがありますが、MDでは横になっていますね。
写真のモノは74分ディスクですが、他に60分・80分というのもありました。また新しい機種ではビットレートを落として録音時間を長くするモードがあったようです。

他にデータ記録用のMD DATAというのもありましたが、これも全く普及しませんでした。特に容量が大きいわけでもなく、アクセスが早いわけでもなく(むしろ遅かったようです)、対応機器もほとんど無かったのではないかな。

LETTER MEMORY 8

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これはおそらくPC-1350の増設メモリとして使用していたものだと思います。


容量は8KBです。「with battery」と書かれていますが、「RICOH」と書かれた部分のネジを外すとボタン電池が交換できます。

「TITLE」記入欄があることから、増設メモリとしてではなく交換できる記録メディアとしての使用を意図した製品なのでしょう。


「IT-8」が正式型番でしょうか。
端子は写真右側ですが、これはカバーを閉じた状態です。

磁気テープ (4)

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4回目はオーディオカセットです。


ご存知オーディオ用のコンパクトカセットです。もう音楽用としてもあまり見なくなりましたが、パソコンの黎明期にはプログラムの保存用として使われていました。何しろ外付けのフロッピーディスクドライブがパソコン本体と同じくらいかそれ以上に高価だった時代のことです。
仕組みは単純で、モデムの音を録音しておいて、後で再生するというイメージです。もちろんハンドシェイクもリトライもできませんからあまり速度を上げることはできませんで、300~3000bps程度でした。速度だけではなく変調方式もフォーマットも各社バラバラでしたから同一機種以外での互換性はありません。
私の使っていたPC-8001mk2では600bpsの調歩同期式シリアルの信号を1200/2400HzでFSK変調していました。機種によってはソフトウェアでポートをOn/Offして波形を作っているものもありましたね。

磁気テープ (3)

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3回目の今回はヘリカルスキャンのモノたちです。


これはExabyteのテープとケースです。幅は8mmで、カセット形状も8mmビデオのテープと同じ、もちろんメーカは保証しませんが安いビデオ用を使用することもできました。後期のドライブではビデオ用は認識できなくなったように記憶しています。
テープ長は15m, 54m, 112m, 160mの4種類があり、160mのは「XL」がつくドライブでのみ使用可能です。 最大容量は非圧縮で7GBなので、今となっては使い道が無いですね。
Exabyte社の後継としてはMammothシリーズがあり、こちらは最大容量60GBまで達したようです。これは使ったことありません。
また同じ8mmカセットを用いたSONYのAITもありました(互換性はありません)。これは最大400GB(SAITは800GBですがテープ幅が違います)ですが、これも使ったことは無いです。