工作

個人的に製作してきたものの紹介です。

電子的なものがほとんどですが、そうでないものも出来るだけ出していきたいと思っています。

回路図、ソースコードなどは出来ればすべて載せたいのですが、以下の理由で難しいものが多いです。

  • 回路図については無いものが多い
  • 残っていないのではなく、そもそも書かないことが多かったためです。

    • どうせ1台しか作らないのだから紙に線を引くのと、実際に配線する手間は大して違わない。
    • バス配線などは書かなくてもわかる(各デバイスのD0同士を接続するなど)。ずらすなど注意を要するところだけメモがあれば困らない。
    • 雑誌などの記事・データシート・アプリケーションノート等を参考にしたところはそれを見ながら配線すればよい。

    もちろん仕事ならば書きますが。

  • 著作権的に公開でない
  • 特に古いものでは雑誌など掲載のものをベースにしているものがあり、オリジナルと分離できないものは公開できません。

  • 古いメディアに入っている
  • 5インチや8インチのフロッピーだったり、PC-9801フォーマットだったりして読むのが難しいものがあります。

  • 本当に失われた

WRT8755

2021-06-13 20:55 — asano

テーマ

カテゴリー

以前紹介した8755(8085などのマルチプレクスバス用のROMとパラレルI/Oの複合デバイス)ですが、このような古い特殊なデバイスは最近の安価なライタではまず対応していません。私の愛用しているTL866Aも非対応です。

いつか作らなくてはと思っていたのですが...


SBCシリーズでおなじみの 電脳伝説@vintagechips さんが8755ライタのボードも用意されています。

それがこの「WRT8755」、PCとシリアルで接続して8755の中身のダンプ・書き込み・ベリファイが可能なボードです。

書き込み電圧を作るためのアナログ回路がある以外は部品点数も少なく作りやすいボードだと思いますよ。

ハンダを落とす壷

2021-06-07 22:30 — asano

テーマ

カテゴリー

先日(電子パーツではない)通販サイトを眺めていてこんなのを見つけました。


板などのエッジを保護するためのもの、光というメーカのKSCV2-2という型番のものです。

シリコーンゴム製で耐熱性があるようなので前から欲しかったものを作ってみることにします。


適当な空き缶に巻いていきます。

円周に巻いていくので断面を斜めにしたほうが良かったかもしれませんね。

SBC1802

2021-05-04 22:42 — asano

テーマ

カテゴリー

またもや 電脳伝説@vintagechips さんのボード、SBC1802です。


しばらく前に基板入手していたのですが、SuperHやらH8やらやっていて後回しになっていました。部品はほぼ手持ちでそろったので一気に組み上げたところです。

27256は十分持っているので焼いてもよかったのですが、とりあえず手持ちのROMエミュレータを載せています。

いつものように搭載部品を見ていきます。

SH7045ボードを動かす(ハードウェア編)

2021-04-12 23:33 — asano

テーマ

カテゴリー

以前お見せしたSH7045ボードを動かしてみたくなってこんなボードを作ってみました。

あのボードは電源さえつなげば動かせるはずなのですが、今さらRS-232よりUSBシリアルのほうが便利、EMILY Boardに接続してみたい、ちょっとした実験などするのにユニバーサルエリアが欲しい、といった理由です。


電源はEMILY Boardから供給しますが、スタンドアローンで動かす場合は右上のコネクタからも+5Vを供給できます。

シリアルポートは写真では見にくいですが左下のところに6ピンのコネクタ(TTL-232R-5V用)を設けてあります。

F8 I/Oボード(その3: 汎用ロジックによるポート)

2021-02-11 23:58 — asano

テーマ

カテゴリー

8251の前にまずは単純なポートを試してみることにします。


テスト用のボード、ブレッドボードで十分な気がしますがどうも好きになれないので作ってしまいました。

機能は単純です。

IORに対しては下部ジャンパで設定した値をSN74HC541N経由でデータバスに送り込みます。アドレスをデコードしていないのでアドレスは任意です。

IOWに対してはアドレスの下位4ビットとデータの上位4ビットをSN74ALS574NでラッチしてLEDを点灯します。当初データのみの予定でしたがアドレスも見られたほうが便利だろうと変更しました。

これでIN/OUT命令実行時の動作と波形を見てみます。ロジックプローブの信号の対応は以下のとおりです。