工作
個人的に製作してきたものの紹介です。
電子的なものがほとんどですが、そうでないものも出来るだけ出していきたいと思っています。
回路図、ソースコードなどは出来ればすべて載せたいのですが、以下の理由で難しいものが多いです。
- 回路図については無いものが多い
- どうせ1台しか作らないのだから紙に線を引くのと、実際に配線する手間は大して違わない。
- バス配線などは書かなくてもわかる(各デバイスのD0同士を接続するなど)。ずらすなど注意を要するところだけメモがあれば困らない。
- 雑誌などの記事・データシート・アプリケーションノート等を参考にしたところはそれを見ながら配線すればよい。
- 著作権的に公開でない
- 古いメディアに入っている
- 本当に失われた
残っていないのではなく、そもそも書かないことが多かったためです。
もちろん仕事ならば書きますが。
特に古いものでは雑誌など掲載のものをベースにしているものがあり、オリジナルと分離できないものは公開できません。
5インチや8インチのフロッピーだったり、PC-9801フォーマットだったりして読むのが難しいものがあります。
ROMエミュレータのプリント基板化
書くのが遅くなりましたがFusion PCBに最初に注文した基板も到着しました。
10枚が写真のようにプチプチでパックされた状態で届きました。これはPCBGOGOに頼んだuPD7800Gボードも同様です。
とりあえず1枚取り出してみます。
2枚で同種集合基板にしたのでつながった状態で納品されます。
uPD7800Gボード
後から注文した方のプリント基板が先に到着しました。
これが小さな箱に入った状態で届きました。
頼んだ5枚がまとめて真空パックされているみたいです。
J1,J2はいつものEMILY Boardのコネクタ、位置も一緒です。これPCBエディタ上では干渉していると指摘されていたのですが、これまで現物で問題なかったので強行しました。
2枚目の基板はQUIP
1枚目の基板を待っている間にもう1枚基板を注文しました。
2枚目の基板はμPD7800GをEMILY Boardで動かすためのボードです。ほぼ1:1で配線するだけで良いので回路としては非常にシンプルなのですが、パッケージがQUIPという点が災いして後回しになっていたのでした。
今回は以下が主な新規項目になります。
一つ目はフットプリントの作成です。
KiCad 6.0は回路図シンボルやフットプリントのライブラリが充実していますので一般的な部品なら探せば大抵のものはあります。なくてもSnapEDAなどから入手できることが多いのですが...
さすがにμPD7800Gのシンボルは古すぎるせいか見当たりません。シンボル作成もチャレンジしたいところですが32×2のコネクタ(Conn_02x32_Counter_Clockwise)で代用しました。フットプリントとの紐づけが緩いので問題ありません。
基板を注文してみた
KiCadで回路図が入力できるようになったら次はパターンを引いてプリント基板を作ることになります。
まずはパターンですが、私はこの経験はほとんどありません。
大昔(40年位前)に自分でエッチングしてプリント基板作ったことはありますが、雑誌掲載のものをそのまま作ったようなものやはじめてのプリント基板のような単純なものばかりです。
その後はユニバーサル基板にETFE線で配線するのががメインで、交差を意識してパターン引き回しを考えるのは電源などの一部のみです。ちょっと考えて無理なら交差を気にしなくて済むETFE線に逃げていました。
勤務先でCAD使っていた時も回路設計のみで基板のパターン設計は専門のグループに依頼していました。
作るのはロジックのそれもせいぜい10MHz程度です。前回書いたように自動配線に全面的に頼ることにします。
KiCad 6.0
もう随分前(Version 4の頃)になりますがKiCadをインストールしていたことがありました。自作のデータセパレータ基板やAVRタイマなどに掲載した回路図はそれで描いたものです。
ただ当時は、ライブラリがあまり充実しておらずシンボルなどを自分で作る必要に迫られることが多かったこと、ユニバーサル基板であまり困っていなかったこと、などの理由で練習を兼ねて完成済み回路図の清書をしてみただけに終わりました。
そのまま放置していたのですが...
最近になってプリント基板を作るのも悪くないと思い始めました。
2650ボード(2651編)
Universal Monitorの基本機能が動くようになったので、保留してあった2651を動かしてみることにします。
空きソケットに残りのICを搭載します。
コンソールドライバのソフトウェアも書かなくてはなりませんが、既に2650のプログラムには慣れているのでどうということはありません。
2650ボード(ハードウェア編)
今度はSignetics 2650Aを動かしてみました。
例によってEMILY Boardで動かすことにしました。
CPUの他にシリアル通信用の2651 Programmable Communication Interface(PCI)も搭載します。
まずは動作に最低限必要なデバイスのみを載せて試してみることにします。
uPD7807を動かしてみた
先日入手できたuPD7807ですが、uPD78C10ボードを若干変更することで動かすことができました。
μPD78C10をμPD7807に載せかえるにあたって問題となりそうなのは以下のピンです。
8085 SID,SOD引き出しアダプタ
8085のSID, SODピンを引き出すアダプタ(下駄)を作ってみました。
ことの発端はMCS8085にUniversal Monitorを移植しようと思ったことです。MCS8085にはUARTのハードウェアは無いので必然的にソフトウェアUARTを書く必要があります。
ただMCS8085のROMは8755というUV-EPROMとパラレルI/Oが一体になったもので、いつものROMエミュレータが使用できません。
また8755自体すでに入手が難しくなってきているため、頻繁に書き換え・挿し替えはあまりしたくありません。