2024-09-28 17:39 — asano
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前に書いたMC68HC11の予備として買ったんだったかな。
東芝のTMP68HC11A1Tです。
ところで東芝のマイコンというと何を連想しますか?
某氏が愛用していた4ビットのTLCS-47、以前試したこともある8ビットのTLCS-90、珍しい12ビットのTLCS-12、などの独自アーキテクチャがいろいろありました。
セカンドソースとしてはZ80ファミリがもっとも有名でしょう。MC68000ファミリも種類は多くありませんが作っていました。TRONチップも作っていたはずです。
そんな中でMC6800ファミリって印象はないんですよね。
そもそも国産のMC6800ファミリって日立がメインで富士通もそこそこ作っていたという感じで、東芝の名前は出てきません。いつ頃どんな経緯で作り始めたのだろう?
さて、このTMP68HC11A1ですが以前のMC68HC11A0との違いは512バイトのEEPROMを持っている点です。ちょっと動かしてみる程度なら同じものと扱えますね。パッケージはちょっと珍しいPLCC52です。前回本当はDIPのが欲しかったと書きましたが……
今回東芝のデータシートを見ていて、アレっと思うことが。
本文には48-pin plastic dual-in-line packageとあるのに図には64 PIN S-DIPとあります。ピン配置図も64ピンまであります。
Motorolaの資料には48-Pin DIPとあるので、東芝のデータシートが間違っているのか、東芝が独自にパッケージを変更したのか、どこかに現物写真とか落ちていないかな。
幸いPLCCのピン配置図は一致していました。
参考文献・関連図書:
TMP68HC11A8データシート, Toshiba.
MC68HC11A8データシート, Motorola.
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